高田崇史

『古事記異聞 オロチの郷、奥出雲』(☆2.4) 著者:高田崇史

大学の研究室で民俗学を学ぶ橘樹雅は、出雲での調査を終えようとしていた。ところが「出雲の本質は奥出雲にある」という担当教官のひと言で、日程を延長して奥出雲へ向かうことに。素戔嗚尊とは何者なのか?「櫛御気野命」「櫛名田比売」など神の名前に頻出す…

『古事記異聞 鬼棲む国、出雲』(☆2.6) 著者:高田崇史

日枝山王大学の民俗学研究室に所属する橘樹雅は、研究テーマ「出雲」についての見識のなさを担当教官・御子神伶二に指摘され、現地に旅立つ。 出雲四大神とは何なのか、伊弉冉尊を偲ぶ「神在祭」とは? 雅が向かう黄泉比良坂では、髪を切られ、左眼に簪を突き…

『卑弥呼の葬祭』(☆2.8) 著者:高田崇史

邪馬台国、天岩戸、宇佐神宮――古代史の謎が一つに繫がった時、連続殺人の真相が明らかになる。宮崎・高千穂の夜神楽の最中、男性の首なし死体が発見された。大分の宇佐神宮では、御霊水の三つの井戸に、女性の首と両手が――。その折も折、萬願寺響子の従弟・…

『QED ~ortus~白山の頻闇』(☆2.8) 著者;高田崇史

棚橋奈々は妹・沙織の新居を訪れるべく、桑原崇と金沢へ向かっていた。白山神社の総本宮白山ひめ神社を参拝した二人は、殺人事件に巻き込まれる。手取川で見つかった首なし死体、上流で昏倒していた男、現場から走り去った女。すべてがひとつに繋がるとき、…

『鬼門の将軍』(☆3.0)  著者:高田崇史

平将門は大怨霊なのか? 将門塚の祟りの真相は? 論理と驚愕の歴史ミステリー! 触れた者に呪いが降りかかるという東京・大手町の将門の首塚。その塚が壊され、男の生首が転がった。京都・宇治川には、胴体だけの首なし死体が。これは将門のさらし首が宙を飛ん…

『QED ~flumen~月夜見』(☆3.0)  著者:高田崇史

まずはあらすじ。 京都・月読神社で女性の絞殺死体が発見される。翌朝、近隣の松尾大社では女性の兄の死体が鳥居に吊される。事件を取材する小松崎良平は、桑原崇と棚旗奈々が一泊旅行で京都にいると知り、強引に合流する。 記紀最大の謎とされる月読命の真…

『QED ホームズの真実』(☆3.0) 著者:高田崇史

まずはあらすじ。 郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。猫とふたり暮らし。そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。その男は自分が…

『QED 伊勢の曙光』(☆4.0) 著者:高田崇史

まずはあらすじ。 日本の歴史の虚構を暴く、「QED」シリーズ、ここに完結! 伊勢の鄙(ひな)びた村から秘宝の鮑(あわび)真珠を持参していた神職が、不審な墜落死を遂げる。事件解決へ協力を頼まれた桑原崇(くらばらたかし)は、棚旗奈々とともに伊勢へ。しかし…

『QED 出雲神伝説』(☆3.6)  著者:高田崇史

まずはあらすじ。 奈良のマンション内、独身OLが出雲刀で惨殺された。密室殺人の手がかりは、壁に残された奇妙な紋様のみ。二週間前起きたひき逃げ事件の現場にも、同じ紋様が。遙か昔に実在したという忍び集団「出雲神流」との関連が疑われるなか、桑原崇と…

『毒草師 七夕の雨闇』(☆4.2) 著者:高田崇史

まずはあらすじ。 織女と牽牛は決して会ってはならぬ……。七夕はおそろしく陰湿な祭だった! 「り……に、毒を」不可解な言葉と密室の連続毒殺事件。毒物は特定されず摂取経路も不明。事件に影を落とすのは《七夕伝説》の闇。なぜ七夕は七月七日なのか。「金銀…

『QED~鬼の城伝説~』(☆3.5)

http://img.7andy.jp/bks/images/i2/31477802.JPG まずはあらすじ。 岡山・吉備津神社に今も伝わる、占卜「鳴釜神事」。大和朝廷によって退治され、土中深く埋められた鬼神―温羅の首が、釜を唸らせて人の吉凶を告げるという。 一方、これとは逆に、総社市の…

『QED~ventus~鎌倉の闇』(☆2.6)

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31411438.JPG まずはあらすじ。 「"神"は三種類に分類される…まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。 銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社…鎌倉をそぞろ歩く奈々…

『QED~竜馬暗殺~』(☆3.5)

http://img.7andy.jp/bks/images/i6/31319456.JPG まずはあらすじ。 人の住んでいる家は四軒しかない、高知の山奥にある蝶ヶ谷村。嵐による土砂崩れで、麓への一本道が塞がれる中、殺人と自殺の連鎖が十人の村人たちを襲う。村を訪れていた崇、奈々たちは否…

『QED~竹取伝説~』(☆3.4)

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31075658.JPG まずはあらすじ。 "鷹群山の笹姫様は…滑って転んで裏庭の、竹の林で右目を突いて、橋のたもとに捨てられた"。不吉な"手毬唄"が残る、奥多摩は織部村。 この村で、まるで唄をなぞったような殺人事件が発生。…

『QED~東照宮の怨~』(☆3.3)

http://img.7andy.jp/bks/images/i1/30781171.JPG まずはあらすじ。 「日光東照宮陽明門」「山王権現」「三猿」「北極星」「薬師如来」「摩多羅神」「北斗七星」そして「三十六歌仙絵連続強盗殺人事件」。 東照宮を中心軸とする膨大な謎は、ひとつの無駄もな…

『QED~ベイカー街の問題~』(☆3.3)

http://img.7andy.jp/bks/images/i0/30635770.JPG まずはあらすじ。 次々と惨殺されるシャーロキアン。「ホームズ譚」の解釈を巡る諍いが動機なのか? ダイイング・メッセージを読み解き犯人像に迫る、桑原崇の推理は? ホームズに隠された驚くべき秘密を発見…

『QED~六歌仙の暗号~』(☆3.8)

http://img.7andy.jp/bks/images/i0/30542510.JPG まずはあらすじ。 「明邦大学・七福神の呪い」―大学関係者を怯えさせる連続怪死事件は、歴史の闇に隠されていた「呪い」を暴こうとする報いか!? ご存じ、桑原崇が膨大な知識を駆使し、誰も辿り着けなかった…

『毒草師 白蛇の洗礼』(☆3.6)

まずはあらすじ。 濃茶の席で、裏千家教授、大澤信郎の次男・祐二が毒殺された。事件とはまったく無関係の編集者・西田は、会社の業務命令を受けて調査を始める。 やがて、容疑者とされる美女・神凪百合に淡い思いを抱いた彼は、彼女への疑いを晴らすため、…

『QED~諏訪の神霊~』(☆3.2)

http://img.7andy.jp/bks/images/i5/32005405.JPG まずはあらすじ。 長野県・御柱祭の最大の見せ場である木落坂で、うねり暴れる御柱から振り落とされ、一人の男が亡くなった。 一ヵ月後、諏訪大社の血生臭い神事を調べるため同地を訪れた桑原崇と棚旗奈々は…

『毒草師』(☆3.7)

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31883737.JPG まずはあらすじ。 鬼田山家の先々代当主・俊春が撲殺した、一つ目の子山羊。以来、この家では「一つ目の鬼を見た」と言い残し、内側から鍵をかけて離れに閉じ籠る人間が相次ぐ。 そして誰もが、そこから忽然…

『QED 百人一首の呪』(☆3.9)

http://img.7andy.jp/bks/images/i2/30482862.JPG まずはあらすじ。 百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて…。 関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。 だが、博覧…

『QED~flumen~九段坂の春』(☆3.9)

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31930817.JPG まずはあらすじ。 千鳥ヶ淵の桜の下、花弁を握り締めて男が死んだ―。 中学生の桑原崇は、聡明な女教師・五十嵐弥生に思いを寄せるが、ほろ苦い思い出を残して彼女は消え、崇の胸には一つの疑問が残った。 そ…

『QED 河童伝説』(☆1.5)

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31839237.JPG 河童が住むといわれる川で、手首を切り落とされた遺体が発見される。さらに片腕を切り落とされた別の遺体が川に浮かび、連続殺人事件の様相を呈してくる。同じ頃、相馬野馬追祭に来ていた棚旗奈々一行は、一…

『QED~ventus~御霊将門~』(☆3.0)

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31781638.JPG 今、将門の歴史が変わる!大怨霊に隠された真実の顔が明らかに!!旅する「QED」、絶好調第12弾!!暖かい春の日差しのなか出掛けた桑原崇と奈々、沙織の棚旗姉妹のお花見は、いつしか日本三大怨霊として畏怖され…

『QED~神器封殺』(☆3.8)

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31642387.JPG 和歌山での滞在を延ばした桑原崇たち一行。そこで待ち受けていたのは、奇妙な殺人事件と、自らを「毒草師」と称す男・御名形史紋だった。和歌山を拠点に起きる数々の奇妙な事件の謎、崇と史紋が突き当たった…

『QED~ventus~熊野の残照』(☆2.0)

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31573518.JPG 和歌山県・紀伊半島に位置する、古来からの信仰深い土地"熊野"。浄不浄を嫌わず、黄泉の国との謂れもある熊野三山―熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社―の神々には意外な逸話が隠されていた…。伝承に…

『鬼神伝 神の巻』 著者:高田崇史

http://img.7andy.jp/bks/images/i1/31370741.JPG 現代に戻った天童純が、今まで自分の身に起こったことが全部夢だったのではないかと疑い始めたころ、純は六道珍皇寺に現れた小野篁によって 平安時代に呼び戻され、再び鬼神たちとともに貴族との戦いに加わ…

『鬼神伝 鬼の巻』 著者:高田崇史

http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31330214.JPG 京都の中学に転校してきて三ヵ月、天童純に友だちはいない。純の胸には生まれた時から赤紫色のふしぎな形をしたあざがあった。ある日、いじ めっ子に追いかけられるうち、純は東山の麓ふかくに建つ古びた寺…

『QED 式の密室』 高田崇史

密室で、遺体となって見つかった「陰陽師の末裔」。"式神"を信じる孫の弓削和哉は他殺説を唱えるが…。果たして、崇の推理は事件を謎解くばかりか、時空を超えて"安倍晴明伝説"の闇を照らし、"式神"の真を射貫き、さらには"鬼の起源"までをも炙り出す。これぞ…