宇月原晴明

『廃帝綺譚』(☆4.3)

http://img.7andy.jp/bks/images/i6/31895886.JPG 我こそは帝王なり。無常の風に吹かれようとも、遠流の島にたたずもうとも。 承久の挙兵むなしく隠岐で余生を送る後鳥羽院に、神秘の珠が届けられる。 廃され追われ流された帝王たち。 山本周五郎賞受賞作『…

『聚楽 太閤の錬金窟』(☆4.5)

http://img.7andy.jp/bks/images/i3/31583423.JPG 秀吉の天下統一もなって数年。「殺生関白」秀次は、異端の伴天連ポステルと聚楽第に巨大な錬金窟を作りあげ、夜ごとの秘儀を繰り広げていた。京洛の地下に隠された謎をめぐって暗躍する家康・三成らの諸侯、…

『信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』(☆3.4)

http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31018304.JPG 1930年、ベルリン滞在中のアントナン・アルトーの前に現れた日本人青年は、ローマ皇帝ヘリオガバルスと信長の意外なつながりを彼に説いた。ふたりはともに暗黒の太陽神の申し子である。そして口伝によれば、…

『黎明に叛くもの』(宇月原晴明)~「時代もの、大好き」その⑤

「時代もの、大好き」 ⑤『黎明に叛くもの』 著者:宇月原晴明 http://img.7andy.jp/bks/images/i5/31725435.JPG あらすじ ペルシアの暗殺法を伝える山で刺客として育てられた美貌の稚児。志を胸に山を下りた少年は、長じて松永久秀と名乗り、京を手中に収め…

『安徳天皇漂海記』 著者:宇月原晴明

http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31671554.JPG 悲劇の壇ノ浦から陰謀渦巻く鎌倉、世界帝国元、滅びゆく南宋の地へ。 海を越え、時を越えて紡がれる幻想の一大叙事詩。 Yahoo紹介 宇月原さんという名前は存じていたが、その著作の多くは名を知らずまたどう…