2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『世界が赫に染まる日に』(☆3.7)  著者:櫛木理宇

まずはあらすじ。 中学3年生の緒方櫂は、従兄妹の未来を奪った加害者に復讐を誓った。自分の左目は見た者を石にする“邪眼”だと称する高橋文稀は、15歳の誕生日に自殺する計画を立てた。夜の公園で出逢った二人は、文稀が死ぬまでの間、櫂の復讐に協力する契…

『小説版「君の名は」」(☆3.5) 著者:新海誠

まずはあらすじ。 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。 一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は…

『侵蝕』(☆3.7)  著者:櫛木理宇

まずはあらすじ。 ねえ。 このうちって、とてもいいおうちよね。 ――わたしの、理想のおうちだわ。 皆川美海は平凡な高校生だった。あの女が、現れるまでは……。 幼い弟の事故死以来、沈んだ空気に満ちていた皆川家の玄関に、 弟と同じ名前の少年が訪れた。 行…

『ぼぎわんが、来る』(☆3.9)  著者:澤村伊智

まずはあらすじ。 幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審…

『挑戦者たち』(☆3.5)  著者:法月綸太郎

まずはあらすじ。 賢明すぎる読者諸君に告ぐ――これは伝説のミステリ奇書である。 こんな本、ありか!? パロディありクイズあり迷路あり。レーモン・クノーに触発されて、古今東西の名作のエッセンスに彩られたミステリ万華鏡。ブッキッシュで過剰な仕掛けと洒…

『祈りの幕が下りる時』(☆4.0)  著者:東野圭吾

まずはあらすじ。 悲劇なんかじゃない。これが私の人生。 加賀恭一郎は、なぜ「新参者」になったのか---。 明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12…

『ずうのめ人形』(☆4.5)  著者:澤村伊智

まずはあらすじ。 オカルト雑誌でアルバイトとして働く藤間は、校了間際に音信不通になってしまったライター・湯水を探すために同僚の岩田とともに湯水の自宅を訪れる。そこで2人が発見したのは、顔中に”糸”のような引っ掻き傷をつけ、自ら目を抉り出した状…

『ペンギンを愛した容疑者』(☆3.9) 著者:大倉崇裕

まずはあらすじ。 「人間の視点では、この謎は解けません」 ペンギン屋敷の溺死体! 秘められた”殺意の証拠”をアニマル推理で解き明かせ! 警視庁「いきものがかり」の名(迷)コンビが大活躍!! 強面の窓際警部補・須藤友三(すどう・ともぞう)と動物オタクの女性…

テレビドラマ『徳山大五郎を誰が殺したか』

テレビ東京系列の深夜ドラマ枠「土曜ドラマ24」で放映された作品。といっても、広島ではテレビ東京系列の放送は無いので、Amazon・プライムビデオで見ました。 出演は乃木坂46に続く「坂道シリーズ第2弾」の欅坂46。プロデューサーの秋元康が企画・原…

『蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係』(☆3.6)  著者:大倉崇裕

まずはあらすじ。 新興宗教団体『ギヤマンの鐘』にかかわる事件で警視庁が緊張に包まれる中、都内とその近郊の各地でスズメバチが人を襲う事故が、連続して発生する。その中には高速道路を走行する車中で蜂が暴れるという重大な事例もあった。本庁の総務部総…

『怪談のテープ起こし』(☆4.0)  著者:三津田信三

まずはあらすじ。 恐怖は全て、日常にひそむ。 「自殺する間際に、家族や友人や世間に向けて、カセットテープにメッセージを吹き込む人が、たまにいる。それを集めて原稿に起こせればと、俺は考えている」。 作家になる前の編集者時代、三津田信三は、ライタ…