「ミステリとの出会い」・海外編～『本楽大学ミステリ学部』第１回レポート、その４～

『本楽大学』 #小説

さてさて、予告した通り『ミステリとの出会い』海外編でございます。小学生編はこちら。中学生編はこちら。～中学生・国内編～今までの記事を含めて何度か語ってますが、僕は海外小説をほとんど読んでいません。その最大の理由が名前を憶えられないとい…

2007-01-31

「今月のマイBEST＆カルトミステリー（２００６年１２月、２００７年１月読了分）」

My BEST #練習用

新年最初の月ベストでございます。が、振り返ってみると１２月のベストを発表していない！！年間ベストにかまけている間にすっかり忘れてましたよ。ということで今回は年間ベストの発表以降に読了した１２月分の作品も含めてランキングを作ってみます。 …

2007-01-31

『レインツリーの国』（☆３．７）

有川浩 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i0/31778410.JPG きっかけは「忘れられない本」そこから始まったメールの交換。あなたを想う。心が揺れる。でも、会うことはできません。ごめんなさい。かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった―。青春恋愛小説に…

2007-01-31

『凶鳥(まがとり)の如き忌むもの』（☆３．７）著者：三津田信三

三津田信三 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i5/31766535.jpg 怪異譚を求め日本中をたずねる小説家・刀城言耶は瀬戸内にある鳥坏島の秘儀を取材しに行く。島の断崖絶壁の上に造られた拝殿で執り行われる "鳥人の儀"とは何か?儀礼中に消える巫女!大鳥様の奇跡か?はたまた…

2007-01-29

『化物語上』（☆４．５）

西尾維新 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i2/31795642.JPG 阿良々木暦を目がけて空から降ってきた女の子・戦場ヶ原ひたぎには、およそ体重と呼べるようなものが、全くと言っていいほど、なかった ―!?台湾から現れた新人イラストレーター、"光の魔術師"ことVOFANと新…

2007-01-27

『聚楽太閤の錬金窟』（☆４．５）

宇月原晴明 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i3/31583423.JPG 秀吉の天下統一もなって数年。「殺生関白」秀次は、異端の伴天連ポステルと聚楽第に巨大な錬金窟を作りあげ、夜ごとの秘儀を繰り広げていた。京洛の地下に隠された謎をめぐって暗躍する家康・三成らの諸侯、…

2007-01-25

『学ばない探偵たちの学園』（☆３．６）著者：東川篤哉

東川篤哉 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31323314.JPG 呑気な雰囲気の私立鯉ヶ窪学園。転校生の赤坂通は非公認サークル・探偵部に入部させられた。彼らの目前で起きた密室殺人。被害者は、芸能クラスのアイドル目当てで侵入した盗撮カメラマン。事件後には、妙な…

2007-01-23

「ミステリとの出会い」・中学国内編～『本楽大学ミステリ学部』第１回レポート、その３～

『本楽大学』 #小説

さてさて、『ミステリとの出会い』中学生編でございます。小学生編はこちら。～中学生・国内編～中学生になると行動範囲も広がります。僕の場合、地元の中学ではなく広島市内の私立校に通ったので、その通学途中にいろいろな古本屋を覗く習慣が出来まし…

2007-01-23

『陽気なギャングの日常と襲撃』（☆３．７）

伊坂幸太郎 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i9/31706219.JPG 人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な"体内時計"の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に ―史上最強の天才強盗4…

2007-01-22

『新本格謎夜会(ミステリー・ナイト)』（☆３．５）監修：綾辻行人・有栖川有栖

和製ミステリー #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i3/31177713.JPG 綾辻、有栖川両氏をはじめ、多くの推理作家の作品から盗作を繰り返していた男が密室の中で殺された。しかも、部屋の鍵は男の口の中に入れられていた！！ ―新本格誕生15周年を記念して行われた謎解きイベント…

2007-01-21

『ツール＆ストール』（☆３．５）

大倉崇裕 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31011857.JPG ある朝、殺人容疑をかけられた友人が飛び込んできて目が覚めた白戸君―「ツール&ストール」別の日は、怪我をした友人から突然頼まれた、怪しげな深夜のバイトに出掛け―「サインペインター」それなのにいつ…

2007-01-19

『お人形と結婚した男』（☆３．８）著者：ルイ=トマ・ペルティエ

海外小説 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i2/31084692.JPG 大手保険会社に勤める26歳のフランシス。消費者からのクレーム処理の一環でポルノショップを訪れた彼は、"ペニス引き伸ばし器"なるものを購入するはめに。ほうほうの体で店を去りかけたフランシスだが、プ…

2007-01-19

『邪魅の雫』（☆３．８）著者：京極夏彦

和製ミステリー #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31775078.JPG 「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「──自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」昭和二十…

2007-01-17

『２００７年古本屋事始』

『本楽大学』 #小説

昨日、僕の通う本楽大学ミステリ学部に無事『古典ミステリ同好会』なるサークルが、無事マダム・ホワイト校長（学長？）より承認され、その初代会長に就任した。とはいっても単に乱歩、横溝、高木を初めとした昔の推理小説が好きで、それらについて紹介して…

2007-01-16

「ミステリとの出会い」～『本楽大学ミステリ学部』第１回レポート、その２～

『本楽大学』 #小説

皆様が続々と「本楽大学ミステリ学部」第1回レポートを提出していらっしゃいます。なかには複数提出なさる優等生もいらっしゃり、こちらは落第しないかと戦々恐々。読書記事も『邪魅の雫』読書中ということで、なかなか更新できず。ということで、今回は『…

2007-01-13

『森博嗣のミステリィ工作室』

森博嗣 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i5/30904215.JPG ミステリィを書く上で、影響を受けた100冊をセレクトした「ルーツ・ミステリィ100」、犀川&萌絵シリーズの自作解説「いまさら自作を語る」の他、同人誌時代の漫画、専門誌に寄稿したエッセィ、山田章博・荻…

2007-01-13

『信長あるいは戴冠せるアンドロギュヌス』（☆３．４）

宇月原晴明 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31018304.JPG 1930年、ベルリン滞在中のアントナン・アルトーの前に現れた日本人青年は、ローマ皇帝ヘリオガバルスと信長の意外なつながりを彼に説いた。ふたりはともに暗黒の太陽神の申し子である。そして口伝によれば、…

2007-01-12

「初めてのミステリは何がいい？」～『本楽大学ミステリ学部』第１回レポート～

『本楽大学』 #読書

しろねこ・・・もとい、マダムホワイトさんによる『本楽大学ミステリ学部』がついに開校した。(→詳しくはこちら）そもそもマダム・ホワイトさんは校長と呼ぶべきなのか、学長と呼ぶべきなのかそこがすでにミステリ・・・。いやそんなことはどうでもよく、…

2007-01-11

『犬坊里美の冒険』（☆２・６）

島田荘司 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31788884.JPG 雪舟祭のさなか、衆人環視の総社神道宮の境内に、忽然と現れて消えた一体の腐乱死体!残された髪の毛から死体の身元が特定され、容疑者として、ひとりのホームレスが逮捕・起訴された―。しかし、死体は、どこ…

2007-01-10

『ボトルネック』（☆３．６）著者：米沢穂信

米澤穂信 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31762928.jpg 恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。―はずだった。ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、存在しないはずの「…

2007-01-10

『結婚なんてしたくない』（☆３．０）

黒田研二 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i3/31619553.JPG 結婚を意識しながらも、シングルライフを満喫する5人の男たち。そんな彼らの前に"運命の女"が突然現れ、やがて平凡な日常生活が崩れていく。 yahoo紹介よりいちおうくろけん応援団見習いの僕ですが、この本…

2007-01-09

『図書館内乱』（☆４．０）著者：有川浩

有川浩 #小説

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31768357.JPG 「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメント第1位に輝いた『図書館戦争』有川浩、最新刊!!図書館の明日はどっちだ!?やきもき度絶好調のシリーズ第二弾、ここに推参。 yahoo紹介より昨日読み終わっ…