浅田次郎

『中原の虹 第4巻』(☆3.4)

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31977557.JPG まずはあらすじ。 「答えろ。なぜ宦官になどなった」「将軍はなにゆえ、馬賊などにおなりになられたのですか」 最後の宦官になった春児と、馬賊の雄・春雷。極貧の中で生き別れた兄弟は、ついに再会を果たし…

『中原の虹 第3巻』(☆3.2)

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31891178.JPG 相次ぐ革命勢力の蜂起に、一度は追放した袁世凱を呼び戻す皇族。だが俗物、袁世凱には大いなる野望があった。満洲では張作霖が、まったく独自の勢力を形成していき―。龍玉を握る張作霖は乱世を突き進み、新…

『中原の虹』第2巻(☆4.0)

http://img.7andy.jp/bks/images/i6/31796956.JPG 偉大なる母、西太后、死す。「この国は私が滅ぼす」。その悲壮な決意に、春児は、光緒帝は―。 圧倒的感動で描かれる、ひとつの歴史の終焉。 中国歴史巨編、佳境。 yahooブックス紹介より 中国歴史大河小説も…

『中原の虹』第1巻(☆3.8)

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31778158.JPG 親もなく家もない貧しい青年、張作霖は、ある日老占い師に告げられる。;「汝、満洲の王者たれ」と。若き張作霖が馬賊の長となり満洲でのしあがってゆく間、栄華を誇った清王朝はゆっくりと滅びようとしてい…

『プリズンホテル』(☆5.0)

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/18792148.jpg 極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専…

『プリズンホテル 春』 浅田次郎

義母の富江は心の底から喜んだ。孝之介が文壇最高の権威「日本文芸大賞」の候補になったというのだ。これでもう思い残すことはない…。忽然と姿を消した富江。その行方を気に病みながらも、孝之介たちは選考結果を待つべく「プリズンホテル」へ。果たして結果…

『プリズンホテル 冬』 浅田次郎

阿部看護婦長、またの名を"血まみれのマリア"は心に決めた。温泉に行こう。雪に埋もれた山奥の一軒宿がいい…。大都会の野戦病院=救命救急センターをあとに、彼女がめざしたのは―なんと我らが「プリズンホテル」。真冬の温泉宿につどうのは、いずれも事情あり…