『ミステリーランド』
夏流城での林間学校に初めて参加する光彦。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。 ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染の卓也、大柄でおっとりと話す耕介、唯…
坂道と石段と石垣が多い静かな街、夏流(かなし)に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。 終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思…
本楽家協会のご長寿イベント、「本のタイトルリレー」。 現在2週目突入中、学校が忙しくやや開店休業気味の当ブログ。 協会員にはあるまじき状態で、リレーもぼんやりと眺めていたら・・・ いきなり回ってきました!! それも恋敵である月野さんから!! お…
http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31869227.JPG 「それはどこにでもある、ありふれた酸素のようなものだ。もしも、それを踏みにじることを恐れなければ、君もまた世界の支配者になれる―」 ひとけのない公園で、奇妙な男オキシジェンが少年に語るとき、その…
http://img.7andy.jp/bks/images/i5/31798945.JPG 小学六年生の陽太は吸血鬼に憧れていること以外はごく普通の小学生。そんな陽太には一風変わった叔父がいる。名前は夜之介。陽太の家の屋根裏部屋に居候している物書きだ。 そんな叔父と甥が、ある日テレビ…
ミステリーランドを読み始めて1ヶ月弱。やっと刊行スピードに追いつきました。 とはいっても、今月には乙一さんが出ちゃうわけですが^^; ということで、ここまで18作家19編の小説(高田さんだけ2冊)を読んだ訳ですが、個人的感想だと大雑把ですが…
[img(http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31560804.JPG)] 一八三〇年、冬、パリからライン河へ謎と冒険の旅がはじまる。旅の仲間は四人、カナダから来た少女コリンヌ、酔いどれ剣士モントラシェ、カリブの海賊王ラフィット、若き自称天才作家アレク。奇怪な…
http://img.7andy.jp/bks/images/i6/31330216.JPG 聖ミレイユ学園で神の怒りとしか思えない悲劇があいついだ。ウォーレン神父は校庭の真ん中で落雷に遭って焼け死に、さらにベルイマン神父が密室と化したサンルームで、人体自然発火としか考えられない無残な…
http://img.7andy.jp/bks/images/i0/31560810.JPG 今回は思いっきりネタバレを含んでますのでお気をつけて下さい。 小学四年生の芳雄の住む神降市で、連続して残酷で意味ありげな猫殺害事件が発生。芳雄は同級生と結成した探偵団で犯人捜しをはじめることに…
http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31165634.JPG ショウタの親友トモヤは学校にはほとんど行かず本ばかり読んでいる。そのせいか途方もないつくり話をよくする。この団地の外側には何もない、現に団地の案内図には外側なんて描いてないじゃないかという。今…
http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31203728.JPG 昔、あたしは高い石の塀で囲まれた大きなおうちに、おかあさまとばあやとねえやと四人が暮らしていた。うちにはお客さまのない日の方がめずらしいくらい。お客さまたちのことを、おかあさまの「すうはい者」…
「四人ゲーム」。まっくらな部屋の四隅に四人の人間が立ち、肩を順番に叩きながら部屋をぐるぐる回るゲームだ。とうぜん四人では成立しないはずのゲームを始めたところ、忽然と五人目が出現した!でもみんな最初からいたとしか思えない顔ぶればかり。―行者に…
最初にこの配本シリーズが刊行されると聞いた時、執筆予定者に面々を見て こりゃ買わねば!! と、思いました。 で実際に第1回の配本(有栖川さんでしたっけ?)を手に取った時に、文字の大きさと価格にびっくり。 悩んだ末に手を出しませんでした。。。 そ…