綾辻行人

『くうきにんげん』(☆3.7)  著者;綾辻行人

綾辻行人と牧野千穂が、見えない魔物を描きだす― 「くうきにんげん」を知っているかい? 誰も気づいていないけど、世界中にたくさんいるんだよ。 普通の人間におそいかかって、空気に変えてしまうのさ。 ―ほら、君のそばにも。 Amazonより 岩崎書店の「怪談え…

再読『十角館の殺人』(☆4.5)  著者:綾辻行人

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!’87年の刊行以来、多くの…

『人間じゃない 綾辻行人未収録作品集』(☆3.7)  著者:綾辻行人

衝撃のデビュー作『十角館の殺人』から30年――。メモリアルイヤーにお贈りする綾辻行人の最新刊! 持ち主が悲惨な死を遂げ、今では廃屋同然の別荘<星月荘>。ここを訪れた四人の若者を襲った凄まじい殺人事件の真相は?――表題作「人間じゃない――B〇四号室の患者―…

(再読)『人形館の殺人』(☆4.3)  著者:綾辻行人

父が飛龍想一に遺した京都の屋敷――顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読み(カウントダウン)はすでに始まっていた!? シリ…

『アヤツジ・ユキト 2001-2006』(☆3.6)

http://img.7andy.jp/bks/images/i5/31928725.JPG まずはあらすじ。 2001~2006年の「小説以外」を完全網羅。詳細な自注と年々の回顧録を書き下ろして贈る綾辻行人クロニクル、ファン必携の第三集。 目次 2001年(漫画版『眼球綺譚』に寄せて、あれから十五年…

『アヤツジ・ユキト 1996-2000』(☆3.6)

http://img.7andy.jp/bks/images/i0/31928730.JPG 1996~2000年の「小説以外」を完全網羅。詳細な自注と年々の回顧録を書き下ろして贈る綾辻行人クロニクル、ファン待望の第二集。 1996年(『殺人鬼』文庫版あとがき 横溝正史賞・選考委員からのメッセージ ほ…

『びっくり館の殺人』

とある古書店で、たまたま手に取った一冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出…。三知也が小学校六年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろ…

『殺人方程式 切断された死体の問題』

新興宗教団体の教主が殺された。儀式のために籠もっていた神殿から姿を消し、頭部と左腕を切断された死体となって発見されたのだ。厳重な監視の目をかいくぐり、いかにして不可能犯罪は行われたのか。二ヵ月前、前教主が遂げた奇怪な死との関連は?真っ向勝負…

『四〇九号室の患者』

自動車事故で最愛の夫を失った女性である「わたし」が、自らの記憶を求めて綴る日記。次第に明らかになる自らの謎。二転三転の末に、哀しくも恐ろしい結末が待ちうける、著者の原点ともいうべき初期短編 ビーケーワン紹介より 作品そのものは、デビュー前に…

『暗黒館の殺人』 著者:綾辻行人

九州の山深く、外界から隔絶された湖の小島に建つ異形の館―暗黒館。光沢のない黒一色に塗られたこの浦登家の屋敷を、当主の息子・玄児に招かれて訪れた学生・中也は、"ダリアの日"の奇妙な宴に参加する。その席上、怪しげな料理を饗された中也の身には何が?…

『黒猫館の殺人』 著者:綾辻行人

6つめの「館」への御招待──自分が何者なのか調べてほしい。推理作家鹿谷門実に会いたいと手紙を送ってきた老人はそう訴えた。手がかりとして渡された「手記」には彼が遭遇した奇怪な殺人事件が綴られていた。しかも事件が起きたその屋敷とはあの建築家中村青…

『時計館の殺人』 綾辻行人

館を埋める108個の時計コレクション。鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で10年前1人の少女が死んだ。館に関わる人々に次々起こる自殺、事故、病死。死者の想いが籠る時計館を訪れた9人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。凄惨な光景ののちに明かされるめくるめ…

人形館の殺人 著者:綾辻行人

亡父が残した京都の邸「人形館」に飛龍想一が移り住んだその時から、驚倒のドラマが開始した。邸には父の遺産というべき妖しい人形たちが陣取り、近所では通り魔殺人が続発する。やがて想一自身にも姿なき殺人者がしのび寄る。名探偵島田潔と謎の建築家中村…

迷路館の殺人 著者:綾辻行人

複雑な迷路をその懐に抱く地下の館「迷路館」。集まった4人の推理作家たちが、この館を舞台に小説を書き始めた時、惨劇の幕は切って落とされた! 密室と化した館の中で起こる連続殺人。真犯人は誰か? 随所にちりばめられた伏線。破天荒な逆転につぐ逆転。作…

水車館の殺人 著者:綾辻行人

惨劇に彩られた「十角館」と同様、奇矯な建築家・中村青司の手になる「水車館」。古城を彷彿させる館の主は、過去の無惨な事故ゆえ常に仮面をつけた藤沼紀一。妻は幽囚同然の美少女。1年前に起こった奇怪な殺人と、一人の男の密室からの消失。舞台は整った。…

十角館の殺人 著者:綾辻行人

奇怪な四重殺人が起こった孤島を、ミステリ研のメンバー7人が訪れた時、十角館に連続殺人の罠は既に準備されていた。予告通り次々に殺される仲間。犯人はメンバーの1人か!?終幕近くのたった“一行”が未曽有の世界に読者を誘いこむ、島田荘司氏絶賛の本格推…