大倉崇裕

『死神刑事』(☆4.0) 著者:大倉崇裕

一年前に起きた『星乃洋太郎殺害事件』で、逮捕された容疑者に無罪判決が下された。時を同じくして、当事捜査に加わっていた大塚東警察署刑事課・大邊誠のもとに一人の男が現れる。男の名は、儀藤堅忍。警視庁内にある謎の部署でひとり、無罪確定と同時に事…

『福家警部補の考察』(☆3.8) 著者:大倉崇裕

地位と愛情を天秤にかける医師の誤算(「是枝哲の敗北」)、夫の企みを察知し機先を制する料理好きな妻(「上品な魔女」)、身を挺して師匠の名誉を守ろうとするバーテンダー(「安息の場所」)、数年越しの計画で恋人の仇を討つ証券マン(「東京駅発6時00分…

『ペンギンを愛した容疑者』(☆3.9) 著者:大倉崇裕

まずはあらすじ。 「人間の視点では、この謎は解けません」 ペンギン屋敷の溺死体! 秘められた”殺意の証拠”をアニマル推理で解き明かせ! 警視庁「いきものがかり」の名(迷)コンビが大活躍!! 強面の窓際警部補・須藤友三(すどう・ともぞう)と動物オタクの女性…

『蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係』(☆3.6)  著者:大倉崇裕

まずはあらすじ。 新興宗教団体『ギヤマンの鐘』にかかわる事件で警視庁が緊張に包まれる中、都内とその近郊の各地でスズメバチが人を襲う事故が、連続して発生する。その中には高速道路を走行する車中で蜂が暴れるという重大な事例もあった。本庁の総務部総…

『聖域』(☆3.4)

http://img.7andy.jp/bks/images/i0/32064380.JPG まずはあらすじ。 「安西が落ちた」好敵手であり親友でもあった男の滑落の報せに、草庭は動揺する。認めたくない事実を受け入れようとした瞬間、草庭の頭に浮かんだひとつの疑問 ―安西はなぜ滑落したのか? …

『無法地帯 幻の?を捜せ!』(☆3.8)

http://img.7andy.jp/bks/images/i2/31304352.JPG 怪獣大好きヤクザ、食玩コレクターの私立探偵、モラルゼロのオタク青年。幻の?を奪い合う、仁義なき戦い。勝者は誰だ!? オタク道35年の著者がおくる、情熱の書き下ろしミステリー。 yahoo紹介より 図書館で…

『ツール&ストール』(☆3.5)

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31011857.JPG ある朝、殺人容疑をかけられた友人が飛び込んできて目が覚めた白戸君―「ツール&ストール」 別の日は、怪我をした友人から突然頼まれた、怪しげな深夜のバイトに出掛け―「サインペインター」 それなのにいつ…

『丑三つ時から夜明けまで』(☆3.3)

http://img.7andy.jp/bks/images/i6/31605626.JPG 闇金融「藤倉ワイド」社長・藤倉富士衛門が、自宅の離れ、地下5メートルにある書斎で殺害された。厳重なロック、テレビモニターによる監視、雨のため泥沼と化した庭には不審な足跡も残っていない。というこ…

『福家警部補の挨拶』(☆4.0)

http://img.7andy.jp/bks/images/i6/31733106.JPG 現場を検分し鑑識の報告を受けて聞き込みを始める頃には、事件の真相が見えている? おなじみ刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、4編収録のシリーズ第1弾。福家警部補は今日も徹夜で捜査する! …

『やさしい死神』(☆4.4)

本書には、死神にやられたとのメッセージに首をひねる表題作を皮切りに、物足りない芸ゆえに先行きを危ぶまれていた噺家二人が急に上達する「無口な噺家」、元名物編集長の安楽椅子探偵譚「幻の婚礼」、携帯事件に始まり牧&緑コンビ定番の張り込みで決する「…

『七度狐』(☆3.7) 著者:大倉崇裕

http://img.7andy.jp/bks/images/i9/31162019.JPG 「季刊落語」編集部勤務を命ず。という衝撃の辞令から一年。落語と無縁だった新米編集者・間宮緑は職場に定着し、時に名探偵ぶりを見せる牧大路(まきおおみち)編集長の透徹した洞察力に舌を巻きつつ落語編集…

『三人目の幽霊』 著者:大倉崇裕

http://img.7andy.jp/bks/images/i4/30835364.JPG 憧れの大手出版社に入った間宮緑(まみやみどり)が研修を終えて受け取った辞令は、"「季刊落語」編集部勤務を命ず。" 座布団に坐って面白い噺をしては客を笑わせる、あの落語…?その場で辞表を書こうかと世を…