道尾秀介

『ラットマン』(☆4.4)

http://img.7andy.jp/bks/images/i9/32010019.JPG まずはあらすじ。 姫川はアマチュアバンドのギタリストだ。高校時代に同級生3人とともに結成、デビューを目指すでもなく、解散するでもなく、細々と続けて14年になり、メンバーのほとんどは30歳を超え、姫川…

『片眼の猿』(☆3.0)

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31848727.JPG 俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。その秘密は追々分かってくるだろうが、「音」に関することだ、とだけ言っておこう。今はある産業スパイについての仕事をしている。地味だが報…

『背の眼』(☆3.0)

http://img.7andy.jp/bks/images/i0/31482900.JPG 「レエ、オグロアラダ、ロゴ…」ホラー作家の道尾が、旅先の白峠村の河原で耳にした無気味な声。その言葉の真の意味に気づいた道尾は東京に逃げ戻り、「霊現象探求所」を構える友人・真備のもとを訪れた。 そ…

『骸の爪』(☆3.0) 著者:道尾秀介

http://img.7andy.jp/bks/images/i2/31685762.JPG 20年前から瑞祥房に脈々と息づく死者の怨念に真備が挑む、シリーズ第2弾。;「オン……リ……マリ……」取材のため、滋賀県の仏所・瑞祥房を訪れたホラー作家の道尾は、深夜の工房で不気味な囁き声を聞く。仏師たち…

『向日葵の咲かない夏』(☆4.4) 著者:道尾秀介

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31620378.JPG 明日から夏休みという終業式の日、小学校を休んだS君の家に寄った僕は、彼が家の中で首を吊っているのを発見する。慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、なぜか死体は消えていた。「嘘じ…

『シャドウ』(☆4.7) 著者:道尾秀介

http://img.7andy.jp/bks/images/i9/31780189.JPG 人間は、死んだらどうなるの?―いなくなるのよ―いなくなって、どうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、鳳介の母はこの世を去った。父の洋一郎と二人だけの暮らしが始まって数日後、幼…