2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『広島電鉄殺人事件』(☆1.0) 著者:西村京太郎

運転士は何を見たのか? 広島、長野、東京――事件を繫ぐ長い細い糸に、十津川警部が挑む! 広島電鉄の若い運転士が暴漢に襲われた。ライトレイルの制限速度を大きく超過する不祥事で、停職中の身だった。彼はなぜ突然速度を上げたのか? 暴行事件との関係は? や…

『レッドリスト』(☆3.6) 著者:安生正

記録的な寒波に襲われた東京で、原因不明の感染症が発生。死亡者が出る事態となり、厚生労働省の降旗一郎は、国立感染症研究所の都築裕博士とともに原因究明にあたる。さらに六本木で女性が無数の吸血ヒルに襲われ、死亡するという事件も勃発。未曾有の事態…

『卑弥呼の葬祭』(☆2.8) 著者:高田崇史

邪馬台国、天岩戸、宇佐神宮――古代史の謎が一つに繫がった時、連続殺人の真相が明らかになる。宮崎・高千穂の夜神楽の最中、男性の首なし死体が発見された。大分の宇佐神宮では、御霊水の三つの井戸に、女性の首と両手が――。その折も折、萬願寺響子の従弟・…

洋画『ソウル・ステーション パンデミック』(2016年 韓国)

ソウル・ステーション パンデミック 高速鉄道列車内で発生した感染パニックを描いた、韓国産ゾンビアクション映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」の前日譚となるアニメ作品。 一緒に暮らす恋人のキウンとケンカし、夜のソウルの街をひとりさまようヘス…

『生存者ゼロ』(☆3.4)  著者:安生正

北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で職員全員が無残な死体となって発見された。陸上自衛官三等陸佐の廻田と感染症学者の富樫らは、政府から被害拡大を阻止するよう命じられる。しかし、ある法則を見出したときには、すでに北海道本島で同じ惨劇が起きて…

『魔力の胎動』(☆2.8) 著者:東野圭吾

魔女の胎動 自然現象を見事に言い当てる、彼女の不思議な“力”はいったい何なのか――。彼女によって、悩める人たちが救われて行く……。東野圭吾が価値観を覆した衝撃のミステリ『ラプラスの魔女』の前日譚。 Amazonより 『ラプラスの魔女』の前日譚。全5話収録…

『ラプラスの魔女』(☆3.2) 著者:東野圭吾

ラプラスの悪魔 ある地方の温泉地で硫化水素中毒による死亡事故が発生した。地球化学の研究者・青江が警察の依頼で事故現場に赴くと若い女の姿があった。彼女はひとりの青年の行方を追っているようだった。2か月後、遠く離れた別の温泉地でも同じような中毒…

『ギデオン・マック牧師の奇妙な生涯』(☆4.0) 著者:ジェームズ・ロバートソン

スコットランドの出版社に、半年前に失踪したギデオン・マック牧師の手記が持ち込まれた。彼は実直な人間として知られていたが、失踪する直前に神を信じないまま牧師になったことや悪魔と親し気に語らったことを告白し、信徒や国教会から非難されていた。手…