日本の小説(非ミステリ)

『結婚なんてしたくない』(☆3.0) 著者:黒田研二

結婚を意識しながらも、シングルライフを満喫する5人の男たち。そんな彼らの前に"運命の女"が突然現れ、やがて平凡な日常生活が崩れていく。 yahoo紹介より いちおうくろけん応援団見習いの僕ですが、この本を読むのには躊躇しておりました。 なんてたって独…

『図書館内乱』(☆4.0) 著者:有川浩

「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメント第1位に輝いた『図書館戦争』有川浩、最新刊!!図書館の明日はどっちだ!?やきもき度絶好調のシリーズ第二弾、ここに推参。 yahoo紹介より 昨日読み終わった『図書館戦争』に続いて、連続読破です。 前作の…

『図書館戦争』(☆4.2) 著者:有川浩

正義の味方、図書館を駆ける!―公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された現代。超法規的検閲に対抗するため、立てよ図書館!狩られる本を、明日を守れ。 yahoo紹介より 「本の雑誌」2006年上半期エン…

『プリズンホテル・夏』(☆5.0) 著者:浅田次郎

極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。熱血ホ…

『アッシュベイビー』(☆4.0) 著者:金原ひとみ

『蛇にピアス』を凌ぐ衝撃の第2作!赤ん坊、変態、好きな男。主人公アヤはこの三人に囲まれ、ただひたすらに愛しい死を求め続ける。愛しい死、それは愛する人の与えてくれる死。彼女は今日も死を待っている。 金原ひとみさんです。芥川賞受賞後第1作ですね…

『うらなり』(☆4.2) 著者:小林信彦

夏目漱石が『坊っちゃん』を書いたのは、明治39(1906)年。今年は100年目にあたります。校長の狸、教頭の赤シャツ、数学の山嵐、美術ののだいこ、そして英語のうらなり。個性豊かな教師たちのなかにあって、マドンナへの想いを断ち切って、延岡へと転任して…

『いとしのヒナゴン』(☆4.8) 著者:重松清

合併で揺れる広島県の比奈町。山あいにある小さなこの町に、30年ぶりに「ヒナゴン」の目撃者が現れ、町中が浮足立った。パンチパーマに白のスーツで決める町長のイッちゃんは、町役場に「類人猿課」を設置。そこに雇用された主人公の信子が遭遇した比奈町の…

『チョコレートコスモス』(☆4.9) 著者:恩田陸

「まだそっち側に行ってはいけない。そっち側に行ったら、二度と引き返せない。」 幼い時から舞台に立ち、多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響子は、奇妙な焦りと予感に揺れていた。 伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手がける。 …

『大志の歌~童話の学校 校歌・寮歌』 著者:安野光雅

茨城県筑波山村私立蝦蟇高等学校校歌 蝦蟇の歌 前を流れる櫻川 後ろをは深き筑波山 蓮咲く沼のほとりこそ わが故郷の誇りなれ 朝露ふくむ車前草(おおばこ)の 群れ咲く下にひそやかに 世の行く末を憂いつつ わが少年の日は過ぎぬ 痔の妙薬といつわりて がま…

『子供たち怒る怒る怒る』(☆2.8) 著者:佐藤友哉

過去の呪縛から逃れるため転校した神戸の小学校では、奇妙な遊びが流行っていた。「牛男」と呼ばれる猟奇連続殺人鬼の、次の犯行を予想しようというのだ。単なるお遊びだったはずのゲームは見る間にエスカレートし、子供たちも否応なく当事者となっていく―(…

『空にかざったおくりもの』 著者:光原百合

収録作 1 ぬすんでもぬすめないものなあに 2 空色のふうせん 3 お山が火をふいたとき 4 あしたもいい天気 5 世界一のたからもの 6 キーキー・ミーミー・ハット 7 わらの家レンガの家 8 空にかざったおくりもの 9 王さまと羊飼い 10 春のとびら 個人…

『夜のピクニック』(☆3.5) 恩田陸

夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想い…

『魔王』(☆3.0) 著者:伊坂幸太郎

「小説の力」を証明する興奮と感動の新文学 不思議な力を身につけた男が大衆を扇動する政治家と対決する「魔王」と、静謐な感動をよぶ「呼吸」。別々の作品ながら対をなし、新しい文学世界を創造した傑作! Amazon紹介より はじめに断っておくと、これはミス…