『QED~ventus~鎌倉の闇』(☆2.6)


まずはあらすじ。

「"神"は三種類に分類される…まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。
銭洗弁天鶴岡八幡宮、御霊神社…鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く「鎌倉=屍倉」の真実!!
源三代にまつわる謎の答えが、闇の中に白く浮かび立つ。


またしても「Q.E.D」シリーズ。

キタ~~~~~~~~~~~~~~!!
こ、これだ!!このあたりから徐々にこのシリーズが苦手になってきたんだ。
思い出したぞ~~~~~~~!!

源氏三代や鎌倉幕府の成立については、歴史好きな男野郎はある程度知っている。
っていっても表面的なところだけどね。
それでもタタルが語る「鎌倉幕府」の裏の真実は想像できなくはない。じゃなきゃ三代で終わんないだろうしね。
ただそれらを明らかにする過程、「鎌倉」散策の道のりは濃厚。
鎌倉は一度しか行ったことがないけれど、この本片手にもう一度行ってみようと思わせるぐらい、「ほぉ~~~」という内容が多かった。

でも結局それだけだったんだよね~。
それだったらガイド本でいいんじゃないでしょうかね、と思ってしまう。

現実の事件に関してはもはや付けたしでございます。
フツーの出来だしね。

で、なぜこの作品からタイトルに「ventus」がついたんでしょう。
ラテン語で「風」という意味だそうですが。


採点  ☆2.6