『ビニ本団長と鉄板句女』

『ビニ本団長と鉄板句女』最終回最終回1時間スペシャル「プチ家出の終わり」(後編)

最終回前編はこちら 呆然とした表情でみんなが見つめる中、擬宝珠は青空に彼方に消えていった。 そして訪れる静寂。 誰もが目の前で起こった事態を信じられない面持ちでその場に立ち竦んでいた。 とその時、武道館の入り口から人影がよろよろと現れた。 貧ぼ…

『ビニ本団長と鉄板句女』最終回最終回1時間スペシャル「プチ家出の終わり」(前編)

第23回はこちら アーニスが、意を決してちいらんばだに近づく。 「会長、行きましょう。われわれの仕事に片をつけるのです。」 片を付ける? 『ビニ本団長と鉄板句女』 最終回1時間スペシャル「プチ家出の終わり」(前編) アーニスはちいらんばだの手を…

『ビニ本団長と鉄板句女』第二十二回「川柳大賞決まる!!」

第21回はこちら その時‥ ら~ら~らららら~、ららららららららら~らら~♪ すでに御馴染みの音楽が流れ、 「いよいよ、第八回日本本楽堂協会川柳大賞の発表を行います‥‥‥」 次回、いよいよクライマックス! 川柳大賞は誰の手に!?そして、伝説のビニ本の…

『ビニ本団長と鉄板句女』第二十回「ちいらんばだの策略」

第十九回はこちら Katty's Cafeの常連客たちは、川柳大賞の称号に目が眩んで、 景品である『伝説のビニ本』のことはすっかり忘れてしまったらしい。 いよいよ、決選進出句が発表された。Katty's Cafeの常連客たちは、伝説のビニ本を手に入れられるのか?そし…

『ビニ本団長と鉄板句女』第十八回「そしてアーニスは語る・・・」

第十七回はこちら パシッ!! あー、女将がアーニスを叩いた!親にも叩かれたことないのにぃ! 「なぜ、なぜこんなこと‥‥」 女将の悲痛な声がティッシュの空箱本棚の部屋に響く。 はずみで眼鏡を落としたアーニスは、哀しげに目を伏せ、ゆっくりと語り始める…

『ビニ本団長と鉄板句女』第十六回「一番度胸がある人は?」

第十五回はこちら 「ブーーーーーーーーーーーーー!!」 ぎゃっ!何?何か踏んじゃった?ド、ドジッコ‥ 一瞬の静寂の中、マイクを通じてのどかな川柳が聞こえる 「まぁまぁは日本で最初に来たパンダ‥‥‥‥あははははは!!!」 遊撃隊の運命やいかに!?さら…

『ビニ本団長と鉄板句女』 第十四回「Mr.Gの思惑」

第十三回はこちら 「Katty店長、どうやら例の地図が出来上がったようですぜ。」 「え!?例の地図が‥」 驚くKatty店長。 その隣では、マダム白猫の巻き毛ヘア攻撃からシャドウボクシングのように 逃げ回っている忍者・純朴がいた。 例の地図とは‥?川柳大賞…

『ビニ本団長と鉄板句女』 第十二回「鉄板句女、苦悩す!!」

第十一回はこちら 「あ~、テステス…それでは、川柳大会の開会式を行います。 主催者の挨拶。本楽堂協会会長、ちいらんばだ氏お願いいたします」 あれ?あ~!!あの本楽堂協会の会長、 私がプチ家出してたどり着いた古本屋「ふしぎなぽっけ」の店主だ!!!…

『ビニ本団長と鉄板句女』 第10回「川柳大会の賞品は・・・」

第九回はこちら 「えへへ、僕ですよ、僕。アーニスです。とっておきを披露してしまいました。」 なんと、貧坊ちゃまに仮装してたのは、あの沈着冷静・眼鏡キャラが売りのアーニス!? でも、アーニスは知らなかった。 皆、変装はあきらめて川柳大会に向う雰…

『ビニ本団長と鉄板句女』 第8回「女将の謎」

第七回はこちら 「あいあいさ!!乙女組の面子にかけて頑張っちゃいましたよ!! 重大な情報をGet!(ウインク♪)してきちゃいましたあ!ヨ・ロ・シ・ク♪」 怪しいのに、か、かわいい。 「じゃあ、皆さん、純朴さんのお話を伺いましょうか‥」 『ビニ本団長と…

『ビニ本団長と鉄板句女』 6.忍者登場?そして・・・

第五回はこちら 「念のため変装したほうがいいと思います」 突然の鉄板句女の「変装発言」に、その場は水を打ったように静かになる。 しかし、鉄板句女‥。変装なぞで本楽堂協会を本気で騙せると思っているのか? 『ビニ本団長と鉄板句女』 第六回「忍者登場…

『ビニ本団長と鉄板句女 』~ 4.本楽堂協会

第三回はこちら 「今日はビニ本団長にプレゼントがあって、来たのですよ」 おもむろにバッグから書類を取り出す。 ビニ本団長は、身を乗り出してその書類に魅入る。 いったい、何が書かれているのだろうか? 鉄板句女も思わずその書類に身を乗り出す‥。 『ビ…

『ビニ本団長と鉄板句女』 ~2.ビニ本団長

第1話はこちら 「ビニ本団長、例の件はどうなりましたか‥」 本好き集団の中から、ふと、耳に飛び込んできた会話。 ビニ本?団長?誰だ、それは。例の件って? 思わず振り向いて見る。 『ビニ本団長と鉄板句女』 第2回「ビニ本団長」 数人の男達が小さなテ…