2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『13・67』(☆4.0) 著者:陳浩基

華文(中国語)ミステリーの到達点を示す記念碑的傑作が、ついに日本上陸! 現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミス…

洋画『グレイテスト・ショーマン』(2017年 アメリカ)

グレイテスト・ショーマン 主人公のP.T.バーナムは<ショービジネス>の概念を生み出した男。誰もが“オンリーワンになれる場所”をエンターテインメントの世界に作り出し、人々の人生を勇気と希望で照らした実在の人物だ。そんなバーナムを支えたのは、どんな…

『バイバイマン』(2016年 アメリカ)

バイバイマン アメリカのウィスコンシン州。古い屋敷に引っ越して来た3人の大学生が、ふとしたきっかけで、その名前を知った者、口にした者に死をもたらすという“バイバイマン”を呼び起こしてしまう。それ以来、“バイバイマン”に取り憑かれた彼らはお互いに…

邦画『勝手にふるえてろ』(2017年 日本)

私には彼氏が2人いる──突然告白してきた暑苦しい同期のニと中学時代からの片思いの相手イチ。 「人生初告られた!」とテンションがあがるも、イマイチ、ニとの関係に乗り切れないヨシカ。一方で、「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう…

洋画『マンハント』(2018年 中国)

マンハント 実直な国際弁護士ドゥ・チウ(チャン・ハンユー)が目を覚ますと、女の死体が横たわっていた。 現場の状況証拠は彼が犯人だと示しており、突如として殺人事件に巻き込まれてしまう。 罠にはめられたことに気づき逃走するドゥ・チウ。孤高の敏腕刑…

邦画『不能犯』(2018 日本)

都会で次々と起きる変死事件。いずれの被害者も、検死をしても、何一つとして証拠が出てこない不可解な状況で、唯一の共通点は事件現場で必ず目撃される黒スーツの男。その名は宇相吹正(松坂桃李)。 彼こそがSNSで噂の〈電話ボックスの男〉だった。とある…

邦画『ひるなかの流星』(2016 日本)

田舎育ちでまだ恋を知らない女子高生・与謝野すずめは、上京初日に迷子になっていたのを助けてくれた担任教師・獅子尾に、今までに経験したことのない想いを募らせていく…「わたし、先生のことが好きです」。すずめの真っ直ぐな気持ちを受け止めながらも、教…

洋画『招かれざる隣人』(2015年 イギリス)

招かれざる隣人 ある一軒家の2階を借りて住む、妻ケイトと多忙な夫ジャスティンだが、結婚から10年以上たってケイトがそう望んだことを受け、彼女は妊娠する。そして彼らが住む一軒家の1階にジョンとテレサという夫婦が引っ越してくるが、妊娠したテレサが事…

『マツリカ・マトリョシカ』(☆4.4) 著者:相沢沙呼

柴山祐希、高校2年生。彼は学校の近くにある廃墟ビルに住んでいる、 謎の美女・マツリカさんに命じられて、学校の怪談を調査している。 ある日、偶然出会った一年生の女子から『開かずの扉の胡蝶さん』の怪談を耳にする。 密室状態の第一美術室で2年前に起き…

『蝶のいた庭』(☆4.0) 著者;ドット・ハチソン

FBI特別捜査官のヴィクターは、若い女性の事情聴取に取りかかった。彼女はある男に拉致軟禁された10名以上の女性とともに警察に保護された。彼女の口から、蝶が飛びかう楽園のような温室〈ガーデン〉と、犯人の〈庭師〉に支配されていく女性たちの様子が語ら…

『盤上の向日葵』(☆4.4) 著者:柚月裕子

実業界の寵児で天才棋士――。 男は果たして殺人犯なのか! ? さいたま市天木山山中で発見された白骨死体。唯一残された手がかりは初代菊水月作の名駒のみ。それから4ヶ月、叩き上げ刑事・石破と、かつて将棋を志した若手刑事・佐野は真冬の天童市に降り立つ。…

洋画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016 韓国映画)

ソウル発プサン⾏きの⾼速鉄道KTXの⾞内で突如起こった感染爆発。疾⾛する密室と化した列⾞の中で凶暴化する感染者たち。感染すなわち、死ー。そんな列⾞に偶然乗り合わせたのは、妻のもとへ向かう⽗と幼い娘、出産間近の妻とその夫、そして⾼校⽣の恋⼈同⼠…