たいりょうのちょっと一息

yahooブログから引っ越し中

2019-03-21から1日間の記事一覧

邦画『パッチギ』 監督:井筒和幸

1968年の京都、お寺の息子松山康介(塩谷瞬)は府立東高校の2年生。モテたい一心で、同級生の紀男(小出恵介)とGS人気にあやかって“キノコカット”にするが、結果は女の子に気持ち悪がられるだけだった。 府立東高校空手部との争いが絶えない朝鮮高校の番長…

『日美子の唱歌(ソング)殺人』(☆2.4) 著者:斎藤栄

鎌倉の有名デパートの店長の娘から、自分の父親が誰かに尾行されてノイローゼ気味で困っている、との相談を受けた日美子。彼女のタロット占いの結果は凶―。 果たして小学唱歌の名曲「夏は来ぬ」の歌詞をなぞるような連続殺人が発生する…。タロット日美子傑作…

『今日を忘れた明日の僕へ』(☆3.2) 著者:黒田研二

あの嵐の夜、僕は事故にあったらしい。それ以来記憶を蓄積できないからだになってしまった。僕は失われてゆく記憶を少しでも補うために、退院以来、かかさず日記をつけてきたのだ、と妻は説明してくれた。さらに事故に遭ってから半年のあいだに、いちばんの…

『GOTH』(☆4.4) 著者:乙一

森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物にいくことを決めた。話題騒然の若き天才乙一の初の単行本! Yahoo紹介 GOTH-カバー裏の文章によると、人間を処刑する…

『心のなかの冷たい何か』(☆4.0) 著者:若竹七海

失業中のわたしこと若竹七海が旅先で知り合った一ノ瀬妙子。強烈な印象を残した彼女は、不意に電話をよこしてクリスマス・イヴの約束を取りつけたかと思うと、間もなく自殺を図り、植物状態になっているという。悲報に接した折も折、当の妙子から鬼気迫る『…

『エナメルを塗った魂の比重~鏡稜子ときせかえ密室~』(☆3.4) 著者:佐藤友哉

青春は美しくない。私の場合もそうだった。二年B組に現れた転校生。校内で発生した密室。それらを起点として動き出す、不可解な連中。 コスプレを通じて自己変革する少女。 ぐちゃぐちゃに虐められる少女。 人間しか食べられない少女。 ドッペルゲンガーに襲…

『フリッカー式~鏡公彦にうってつけの殺人~』(☆2.8) 著者:佐藤友哉

妹が死んだ。自殺だった、と僕のイカれた家族は云うが。そして現れた男。手にはビデオ。内容は妹のレイプ中継。渡されたのはレイプ魔どもの愛娘達の克明すぎる行動表。こうされちゃあ、する事は一つ。これが自然な思考だね。そして僕は、少女達の捕獲を開始…

『過ぎ行く風はみどり色』(☆4.0) 著者:倉知淳

亡き妻に謝罪したい―引退した不動産業者・方城兵馬の願いを叶えるため、長男の直嗣が連れてきたのは霊媒だった。インチキを暴こうとする超 常現象の研究者までが方城家を訪れ騒然とする中、密室状況下で兵馬が撲殺される。霊媒は悪霊の仕業と主張、かくて行…

秋田児童殺害事件の報道に思うこと

(2006.6.11 ブログ再録) 最近のワイドショーで最も取り上げられている事件は、秋田小学生殺人でしょう。 1ヶ月前に亡くなった女の子の母親が逮捕されるとう話題性も手伝って、各ワイドショーではこぞってこの事件を検証しています。 しかしながらこれらの…

『日出処の天子』 著者:山岸凉子

日本における最大の偉人の一人でありながら、未だにその存在の多くが歴史の霧の中に埋もれている聖徳太子。厩戸王子時代の太子を新解釈を描くわけですが、この新解釈がすごいです。 同性愛、魂と肉体を自由に操る魔性の能力、近親愛。歴史研究者がみたら卒倒…

『スキップ』(☆3.6) 著者:北村薫

昭和40年代の初め。わたし一ノ瀬真理子は17歳、千葉の海近くの女子高二年。それは九月、大雨で運動会の後半が中止になった夕方、わたし は家の八畳間で一人、レコードをかけ目を閉じた。目覚めたのは桜木真理子42歳。夫と17歳の娘がいる高校の国語教師。わた…

『平家伝説殺人事件』(☆3.0) 著者:内田康夫

高知行きのフェリーから転落死した男には巨額の保険金がかけられていた。2年後、東京のマンションで男が奇怪な自殺をとげる。一見無関係な二つの事件だ が、探偵・浅見光彦は、友人のフェリーの航海士に、死んだ二人の男が2年前の事故の折に同船していたと…

『石ノ目』(☆4.4)  著者:乙一

ある夏休みに私は、友人とあの山に登ることにした。私が幼い頃、あの山に一人入って消息を絶った母親の遺体を探すためだ。山には古い言い伝 えがあった。曰く「石ノ目様にあったら、目を見てはいけない。見ると石になってしまう」と。そして、私たちは遭難し…

『予告探偵 西郷家の謎』(☆2.2) 著者:太田忠司

大戦の傷跡をまだ深く残しつつも、人々が希望を胸に復興をとげてゆく時代―一九五〇年の十二月。それは三百年以上続く由緒ある旧家、西郷家 に届いた一通の手紙から始まった。便箋に書かれた"すべての事件の謎は我が解く"の一文。その意味する「謎」とは? 壮…

『天城一の密室犯罪学教程』(☆2.6) 著者:天城一

「幻の探偵作家」の初作品集。理論と実践で提示する"本格推理の真髄"がここにある!摩耶正シリーズ全短編収録。 Yahoo紹介 著者の略歴やいろんな評を見る限り、この本を刊行する事自体に意義があったのであろう事は間違いないのでしょう。 ただ、僕の場合天城…

『Q&A』(☆2.8) 著者:恩田陸

2002年2月11日午後2時過ぎ、都内郊外の大型商業施設において重大死傷事故発生。死者69名、負傷者116名。未だ事故原因を特定できず―。質問と答え(Q&A)だけで物語が進行する、リアルでシリアスなドラマ。謎が謎を呼ぶ"恩田陸ワールド"の真骨頂。 Yahoo紹介 『…

邦画『レイクサイド マーダーケース』 監督:青山真治

監督 青山真治 原作 東野圭吾 「レイクサイド」 キャスト 役所広司 並木俊介 薬師丸ひろ子 並木美菜子 柄本明 藤間智晴 鶴見辰吾 関谷孝史 杉田かおる 藤間靖子 黒田福美 藤間一枝 豊川悦司 津久見勝 昨日、民放で放送してたのを見ました。 原作は発売された…

『黒死館殺人事件』(☆測定不能) 著者:小栗虫太郎

本作はゲーテの『ファウスト』に多大な影響を受けたという。基本的な筋は、前作『聖アレキセイ寺院の惨劇』を解決した名探偵・法水麟太郎(のりみずりんたろう)が、「ボスフォラス以東に唯一つしかない…豪壮を極めたケルト・ルネサンス様式の城館(シャトウ…

『殺しの双曲線』(☆4.0) 著者:西村京太郎

都内で起きる連続強盗事件。東北の雪に閉ざされたホテルに無料で招待された6人の若い男女。強盗事件は双子の犯行とわかっていながら、兄弟 どちらが実行犯か、警察は立証できない。一方、陸の孤島と化したホテルでは密室殺人事件が起きる。そして再び…。あざ…

今月のマイBEST&カルトミステリー(2006年5月読了分)

本格的にブログ復活をしてから1ヶ月。5月はGW中以外はなんとか毎日更新する事が出来ました。 その間レビューを書いた小説は以下の通り。 『虚無への供物』、『びっくり館の殺人』 、『虹果て村の秘密』、『黄金蝶ひとり』 、『ほうかご探偵隊』、『エデン…

『硝子細工のマトリョーシカ』(☆3.4) 著者:黒田研二

生放送のテレビドラマ本番中に、スタジオ内で次々と勃発する事故。毒は本物にすり替えられ、脅迫電話は真実の声音となり、脚本に秘められた 真実は、慟哭と贖罪の扉を開く。「完全なる虚構」と「不完全な虚構」という二つの世界が交錯する、入れ子トリックの…

今村昌平監督を偲ぶ

昨日、今村昌平監督が無くなりました。享年79歳。 今村監督といえば、「楢山節考(ならやまぶしこう)」「うなぎ」でカンヌ国際映画祭で2度のパルムドールを受賞した事で国際的な評価も高い監督です。 2回の受賞とも、1度目は「戦場のメリークリスマス…

『猫丸先輩の推測』(☆3.8) 著者:倉知淳

『家火災、至急連絡されたし。』夜な夜な届く不審な電報、花見の場所取りをする新入社員を次々襲う誘惑と試練、行方知れずの迷い猫…。平和 だった毎日を突然かき乱す小さな「大事件」を、神出鬼没&ほのぼの系の名探偵・猫丸先輩が鋭い推理でずばり解決!これ…

『ラインの虜囚』(☆4.2) 著者:田中芳樹

一八三〇年、冬、パリからライン河へ謎と冒険の旅がはじまる。旅の仲間は四人、カナダから来た少女コリンヌ、酔いどれ剣士モントラシェ、カリブの海賊王ラフィット、若き自称天才作家アレク。奇怪な塔に幽閉された仮面の男は死んだはずのナポレオンなのか?謎…

『鬼神伝 神の巻』(☆4.0) 著者:高田崇史

現代に戻った天童純が、今まで自分の身に起こったことが全部夢だったのではないかと疑い始めたころ、純は六道珍皇寺に現れた小野篁によって 平安時代に呼び戻され、再び鬼神たちとともに貴族との戦いに加わることになった。一方貴族は、鬼神たちを封じ込める…

『鬼神伝 鬼の巻』(☆4.2) 著者:高田崇史

京都の中学に転校してきて三ヵ月、天童純に友だちはいない。純の胸には生まれた時から赤紫色のふしぎな形をしたあざがあった。ある日、いじ めっ子に追いかけられるうち、純は東山の麓ふかくに建つ古びた寺に迷い込み、密教僧・源雲によって時空を超え平安の…

『ユージニア』(☆4.6) 著者:恩田陸

あの夏、丸窓の屋敷で催された米寿の祝い。運び込まれたジュースを飲み、17人が死んだ。現場に残された謎の詩、「ユージニア」。唯一生き 残った、盲目の美少女。緊迫感溢れる、極上のサスペンスミステリー!街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を…

『僕と先輩のマジカル・ライフ』(☆4.0) 著者:はやみねかおる

主人公の快人がこの春合格したばかりの大学で、奇妙な事件が次々と起こる。快人はキテレツな先輩長曽我部慎太郎、幼なじみの春奈とともに、 一年春夏秋冬を通しこれらの事件と向き合っていくことになるのだが…。誰もが普段隠している「ひそみ」的な感情を、…

アンソロジー『気分は名探偵』

犯行現場へようこそ。推理小説の名手6人が極上の謎をお届けします。 帯より各作家のコメント 【我孫子武丸】「バラエティに富んだ内容になったので、読者の方にそれぞれの好みにあった楽しいものが1つはあるはず。」 【有栖川有栖】「1日1本だったら、1週間…

『空にかざったおくりもの』 著者:光原百合

収録作 1 ぬすんでもぬすめないものなあに 2 空色のふうせん 3 お山が火をふいたとき 4 あしたもいい天気 5 世界一のたからもの 6 キーキー・ミーミー・ハット 7 わらの家レンガの家 8 空にかざったおくりもの 9 王さまと羊飼い 10 春のとびら 個人…