たいりょうのちょっと一息

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2019-03-17から1日間の記事一覧

『クビキリサイクル ~青色サヴァンと戯言遣い~』(☆4.0) 著者:西尾維新

絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が"科学・絵画・料理・占術・工学"、五人の「天才」女性を招待した瞬間、"孤島×密室×首なし死体"の連鎖がスタートする!工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の…

『葉桜の季節に君を想うということ』(☆4.2)  著者:歌野晶午

ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた"何でもやってやろう屋"探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?そして炸裂する本格魂。 Amazon紹介より 刊行された年のミステリ雑誌で軒並み年間1位に推された作品。他の新本格世代に比べると地味な…

『法月綸太郎の功績』(☆4.1) 著者:法月綸太郎

殺人事件の被害者が残した「=Y」の文字は果たして何を意味する!?あのクイーンの『Yの悲劇』への愛あるリスペクトに満ちたダイイング・メッセージものの白眉、『イコールYの悲劇』他、ロジカルかつアクロバットな推理が冴えわたる傑作ミステリ全5編を収録。 A…

『法月綸太郎の新冒険』(☆3.4) 著者:法月綸太郎

全編、これぞ本格推理!「あの男」がついに最前線へカムバック!!アヴァンギャルドな謎。アクロバテイックな推理。アメイジングな解決。そして、胸を打つ余韻。あらゆるページに本格ミステリの現在と未来が宿る!法月綸太郎を超えるのは、やはり法月綸太郎だっ…

『法月綸太郎の冒険』(☆3.5) 著者:法月綸太郎

名探偵・法月綸太郎に挑戦するかのように起こる数々の難事件。なぜ死刑執行当日に死刑囚は殺されたのか、図書館の蔵書の冒頭を切り裂く犯人、男が恋人の肉を食べた理由など異様な謎に立ち向かい綸太郎の推理が冴えわたる。「ルーツ・オブ・法月綸太郎」とも…

『ふたたび赤い悪夢』(☆3.6) 著者:法月綸太郎

法月綸太郎のもとに深夜かかってきた電話。救いを求めてきたのはあのアイドル歌手畠中有里奈だった。ラジオ局の一室で刺されたはずの自分は無傷で、刺した男が死体で発見される。恐怖と混乱に溢れた悪夢の一夜に耐えきれず、法月父子に助けを願い出た。百鬼…

『一人二役』・『疑惑』・『人間椅子』・『接吻』 著者:江戸川乱歩

『一人二役』 これまたなんとも感想の難しい作品ですね。 現代でいうとマンネリ夫婦が、コスプレやらイメクラプレイで新鮮な気持ちを取り戻すってこと? でも、実際にこんなことしたらよけい夫婦の仲が壊れてしまうような・・・。 乱歩自身のコメント通り、…

『夢遊病者の死』・『百面相役者』・『屋根裏の散歩者』 著者:江戸川乱歩

『夢遊病者の死』 初期の乱歩作品には、夢遊病をモチーフにした作品が多いですが、これもその一つ。というかタイトルがずばりそのままですが。 主人公が、夢遊病状態の時に発生した事件に対して恐怖を抱くという設定は、「二廃人」と似てますが、後味の悪さ…

『盗難』・『白昼夢』・『指輪』 著者:江戸川乱歩

『盗難』 初期の短編を読み返してみると、思ったよりもユーモア風味の印象が強い作品が多いのにビックリ。 この短編もどちらかというとその傾向があると思います。 お金を盗むために犯人が仕掛けた罠が無駄に壮大なのがいいですね。もちろんそれだけではなく…

『日記帳』・『算盤が恋を語る話』・『幽霊』 著者:江戸川乱歩

『日記帳』 これはもうなんというか。本格小説というよりは暗号つき恋愛小説? とにかくまあ、ここに登場する男女の恋心の伝え方がまた奥ゆかしいというか、まわりくどいというか・・・。 当時の流行といった背景はあるものの、いくらなんでも伝わらないよと…

『心理試験』・『黒手組』・『赤い部屋』 著者:江戸川乱歩

『心理試験』 乱歩の短編の中でも代表作のひとつに数えられてますが、初期の作風や本格志向的なことを考えても、これを一番に推すのが妥当かなとは僕も思います。 実際にタイトルにある心理試験の考察の面白さもあるんですが、むしろ犯人である蕗屋清一郎の…

『ぼくのミステリな日常』(☆3.8) 著者: 若竹七海

月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介…

『夜のピクニック』(☆3.5) 恩田陸

夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント「歩行祭」。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。三年間わだかまった想い…

『時の誘拐』(2.8)著者: 芦辺拓

府知事候補の娘樹里が誘拐された。身代金運搬に指名されたのは全く無関係の青年阿月。だが大阪の都市構造を熟知した犯人の誘導で金を奪われ疑いの目は阿月自身に。彼の汚名をすすぐべく乗り出す素人探偵森江だが、捜査の先には戦後の大阪で起きた怪事件の謎…

『宇宙神の不思議』(☆3.0) 著者:二階堂黎人

水乃サトル、二十一歳の大学三年生。一八五センチの長身にモデルのように整った顔立ち。しかし、事件とあれば何にでも首を突っ込んでは推理したがる自称「名探偵」だ。ある日、サトルは「幼い頃に宇宙人に誘拐され、宇宙船に連れ込まれた」という驚くべき記…

『時計を忘れて森へいこう』(☆3.5) 著者: 光原百合

時計を捜して森をさまよう翠の前に現れた穏やかで柔らかい声の主、瞳に温かい光を宿すそのひとは手触りの粗い「事実」という糸から美しい「真実」を織りあげる名人だった―。心やさしい三つの物語。。 Amazon紹介より それにしても、つくづく光原さんは悪意の…

『時の密室』(☆3.5) 著者: 芦辺拓

明治政府の雇われ技師エッセルは、謎の館で偶然死体を発見するが、その後死体は消失した。昭和45年、医大生氷倉は河底トンネルで、そこにいるはずのない友人の刺殺体に遭遇した。そして今"路上の密室"事件を追う森江春策の前に、明治・昭和の未解決事件が甦…

『QED 式の密室』(☆3.5) 著者: 高田崇史

密室で、遺体となって見つかった「陰陽師の末裔」。"式神"を信じる孫の弓削和哉は他殺説を唱えるが…。果たして、崇の推理は事件を謎解くばかりか、時空を超えて"安倍晴明伝説"の闇を照らし、"式神"の真を射貫き、さらには"鬼の起源"までをも炙り出す。これぞ…

『有栖川有栖の密室大図鑑』 文:有栖川有栖 画:磯田和一

不可能犯罪はいかにして可能となったのか?古今東西の四十密室が大集合。詳細なイラストと解説によってカーの密室講義を今超える。 Amazon紹介より 古今東西の有名密室作品を、素敵なイラストと有栖川有栖自身の思い入れタップリの文章で解説してくれてます。…

『プリズンホテル 春』(☆5.0) 著者: 浅田次郎

義母の富江は心の底から喜んだ。孝之介が文壇最高の権威「日本文芸大賞」の候補になったというのだ。これでもう思い残すことはない…。忽然と姿を消した富江。その行方を気に病みながらも、孝之介たちは選考結果を待つべく「プリズンホテル」へ。果たして結果…

『プリズンホテル 冬』(☆5.0) 著者: 浅田次郎

阿部看護婦長、またの名を"血まみれのマリア"は心に決めた。温泉に行こう。雪に埋もれた山奥の一軒宿がいい…。大都会の野戦病院=救命救急センターをあとに、彼女がめざしたのは―なんと我らが「プリズンホテル」。真冬の温泉宿につどうのは、いずれも事情あり…

『成吉思汗の秘密』(☆1.8) 著者: 高木彬光

兄・頼朝に追われ奥州に非業の死を遂げたはずの源義経が、モンゴルに渡って成吉思汗となった?―病に倒れた神津恭介の入院生活の退屈しのぎにと、友人・松下研三が提示した謎は、天才探偵の頭脳を刺激した!邪説としてしりぞけられてきた問題に、一つ一つ検証を…

『3000年の密室』(☆2.7) 著者: 柄刀一

3000年前の殺人事件!?密室状態の洞窟で発見された縄文人男性のミイラは、背中に石斧を突きたてられ、右腕を切断されていた。―サイモンと命名された彼は、学界に新たな発見と論争をもたらすが…。今度はサイモンの発見者が行方をくらます事件が起きる!作家的想…

『二廢人』・『双生児』・『D坂の殺人事件』 著者:江戸川乱歩

『二廢人』 初期の乱歩によく登場する、夢遊病者の犯罪事件を扱った殺人事件です。 雰囲気はそれなりにあるんですよね~、短いなりに。主人公の心理状態なんかもよくわかりますし。 ただ、作者の仕掛けたトリックというのがもろに読めちゃうのが・・・。 初…

『二銭銅貨』・『一枚の切符』・『恐ろしき錯誤』 著者:江戸川乱歩

『二銭銅貨』 乱歩の記念すべき処女作であり、ポーの「黄金虫」の向こうを張った暗号が楽しめる作品です。 まずなにより、銅貨に暗号を隠すっていう発想がすごいし、それを解こうとする友人の努力と想像力に感服ですな。 暗号自体も結構というか、かなり複雑…

古畑任三郎「フェアな殺人者」(ネタバレあり)

はい、今回もタイトルこれで合ってるのかなあ? イチロー、頑張ってましたね。演技は学芸会レベル。淡々としたところは見れるんですけど、向島と話す時みたいな、感情を露わにする所は正直きつかった。でも、基本的なカメラ写りというか、その佇まいはなかな…

古畑任三郎「今、蘇える死」(ネタバレあり)

タイトルは間違ってるかもしれないけど、とりあえず古畑ファイナル第1弾ということで。 いやあ、面白かったですよ。個人的にスペシャルは空振り続き(陣内さん、幸四郎ともにイマイチな感想)だったので、ちょっと不安だったんですが、最後ということで三谷…

『さびしんぼう』 監督:大林宣彦

「転校生」「時をかける少女」に続く“尾道3部作”の最終作。大林宣彦監督が故郷尾道市を舞台に、ノスタルジックにつづった甘く切ない青春ファンタジーの感動作。寺の住職の一人息子・ヒロキはカメラ好きの高校2年生。さえない毎日を送るヒロキは、隣の女子校…

『九尾の猫』(☆4.0) 著者:エラリー・クイーン

手当たり次第に殺人を犯し、ニューヨーク全市を震撼させた連続絞殺魔<猫>の正体は? <猫>が通りすぎた後に残るものはただ二つ--死体とその首にまきついた絹紐だけだった。おそるべき連続殺人をつなぐ鎖の輪を求めて、エラリイと<猫>に息詰まる頭脳戦…

『ローマの休日』 監督:ウィリアム・ワイラー

ローマ訪問中の小国の王女が大使館を抜けだす。初めての”自由”に大はしゃぎ。そして、通りがかりのアメリカ人記者と知り合い、街中を冒険するうちに恋が芽生える…。ご存じ、オードリー・ヘプバーン初主演作にしてアカデミー主演女優賞に輝いた不朽のラブ・ロ…