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『3000年の密室』(☆2.7) 著者: 柄刀一

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3000年前の殺人事件!?密室状態の洞窟で発見された縄文人男性のミイラは、背中に石斧を突きたてられ、右腕を切断されていた。―サイモンと命名された彼は、学界に新たな発見と論争をもたらすが…。今度はサイモンの発見者が行方をくらます事件が起きる!作家的想像力を無限に広げ、壮大な物語を紡いだ著者のデビュー作。本格推理の一到達点。 


Amazon紹介より


名前だけは知ってた柄刀一さんですが、初めて読みました。

内容としては、長野県で発見された縄文時代と思われる人間のミイラ、しかも明らかに他殺体のモノが発見される所から始まります。
基本的に前半はこの死体を巡る謎、一つは歴史的事実に新しい学説を提供する物品の検証、もう一つはミイラの発見された状態が明らかに密室状態だったというもの。

歴史ネタがあまり好きでない人にはちょっと大変かもしれませんが、それでも著者が丁寧に描いているおかげで、知らなかった知識もすんなり入ってきます。
後半起こる現代の事件は、それに較べるとちょっと弱い気もしますが、歴史的ナゾに対する興味を最後まで維持できていると思います。

(2006.2.15 ブログ再録)