古今東西の有名密室作品を、素敵なイラストと有栖川有栖自身の思い入れタップリの文章で解説してくれてます。
この本に出てくる作品は、7割ぐらい読んでました。それぞれへの思い入れはともかく、イラストでみるとまた違った印象が広がるから不思議ですねえ。
まあ、なかには原作の描写の関係(とにかくそっけなくしか密室の内装などが書かれてないなど)で、相当イラストに苦労した作品もあるみたいですが、もしもこの本に紹介されてる作品を読む時には、このイラスト片手に頭をひねってみるのもいいかもしれないですね。
とはいっても、まあ一般の人にはすすめられないというか、マニアックな内容ではあるので、原作を読んでない人にはちょっときついかも。
とりあえず、ネタバレは一切なしなので、そこは安心して手にとって見てくださいな。
(2006.2.15 ブログ再録)