「今月のマイBEST&カルトミステリー(2006年12月、2007年1月読了分)」

新年最初の月ベストでございます。
が、振り返ってみると12月のベストを発表していない!!
年間ベストにかまけている間にすっかり忘れてましたよ。
ということで今回は年間ベストの発表以降に読了した12月分の作品も含めてランキングを作ってみます。




12月8冊、1月23冊。計31冊です。
まあぼちぼちですかね。
とにもかくに始めます。


本の雑誌」2006年上半期エンターテインメント第1位の評判どおりの一品。
とにかく何も考えずに読める純粋エンターテイメントのお手本みたいな作品。
漫画的テイストも抜群、ストーリー的な伏線もOK。2月発売予定の続編も楽しみでんなあ♪



去年一気にブレイクした道尾さん。
完成度なら『シャドウ』、ぞくぞくする雰囲気ならこれ。とにかく変格ミステリとみせかけてさらに歪んでました(笑)。
ラストの怒涛の展開には口アングリでしたよ^^;;



やっとこさ三部作を読み終えました。
読みやすさで『黎明に叛くもの』の方がすきなのですが、どれが圧倒的かといわれれば文句なしにコレ。
beckさんをして大傑作と言わしめた、空前絶後の妖しさに酔いしれてくださいまし♪



やっぱり西尾維新はすごいんだと思った作品。
下巻を読んでないからこの点数。もしかしたら1位になってたかも。
新世紀の化物譚、まさに西尾維新もこの作品でもう一枚化けたのではないだろうか。
とにかく非常にど真ん中に来た作品でした。



去年の年末に読んで、「ああ、もう少し早く読んでいれば新鮮なうちに年間ベストに入れられたのに」と後悔した作品。
あからさまに叙述の匂いを漂わせているにも関わらず、物語の二転三転っぷりに感服。
久しぶりに正統派の面白さを味あわせてもらったです。

わりと年末に発売されたベスト本(特に本ミス)に準じた本選びが多かったですね。
毎年好みと評価が違うことが多かったですが、今年は個人的に当たり年だったかも。
1月も初モノ作家、お気に入り作家の作品どちらも収穫の1ヶ月だっと思います。


では最後に、今月のカルトな1冊


昨日までは『お人形と結婚した男』がトップだったのですが(笑)、今日最後まで読み終わって逆転しました。
いやあ、作品の雰囲気はホラーで怖いのに、そのBミスっぷり炸裂の密室トリックは別の意味で最近の収穫(笑)。
今年一年、Bミスの発展を祈って選ばせていただきました。


今月のBEST&カルトは以上です。
ご意見・ご感想をお待ちしております♪