2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

謎の言葉

それは、数年前の5月ぐらいの事、埼玉県のとあるJRの駅で、僕はマンションのティッシュを配ってました。 午後からは、小雨がぱらぱらと降ったりやんだりの天気の中、淡々と配っていると、改札からジャージ姿の女の子の集団が。 引率の先生らしき若い女性…

『神様ゲーム』 著者:麻耶雄嵩

http://img.7andy.jp/bks/images/i0/31560810.JPG 今回は思いっきりネタバレを含んでますのでお気をつけて下さい。 小学四年生の芳雄の住む神降市で、連続して残酷で意味ありげな猫殺害事件が発生。芳雄は同級生と結成した探偵団で犯人捜しをはじめることに…

欧州チャンピオンズリーグ決勝、バルサ戴冠!!

この時期サッカーファン恒例の欧州チャンピオンズリーグ決勝。 今最も楽しいサッカーを繰り広げるバルセロナと、準々決勝の壁をやぶりついに決勝進出を果たした名門アーセナルの対決。 序盤は一進一退ながらも、ロナウジーニョを徹底的に抑える作戦と、キレ…

HUSER 小嶋進社長 逮捕

ついにこの日が来ましたね~。 一連の耐震偽装疑惑事件の本丸といわれたHUSER小嶋社長の逮捕。 逮捕内容は「グランドステージ藤沢」に関する、耐震強度が足りないのを知りながら引き渡しをしたとの容疑な訳ですが、これをとっかかりに一連の疑惑の経緯…

『子どもの王様』 著者:殊能将之

http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31165634.JPG ショウタの親友トモヤは学校にはほとんど行かず本ばかり読んでいる。そのせいか途方もないつくり話をよくする。この団地の外側には何もない、現に団地の案内図には外側なんて描いてないじゃないかという。今…

ワールドカップに想いを馳せて・・・(94年アメリカ大会)

サッカー不毛の地アメリカに上陸したワールドカップ。 日本は残念ながら「ドーハの悲劇」により、初出場の夢を打ち砕かれました。 当時高校生だった僕にとってもやっぱり衝撃的でしたが、それにもまして前回大会をきっかけにセリエAを見始めた僕には、やっ…

第59回日本推理作家協会賞

第59回日本推理作家協会賞の受賞作品が発表されました。 【長編および連作短編集部門】恩田陸さん「ユージニア」(角川書店) http://images-jp.amazon.com/images/P/404873573X.09._OU09_PE0_SCMZZZZZZZ_.jpg 【短編部門】平山夢明さん「独白するユニバー…

『最後の願い』 著者:光原百合

http://img.7andy.jp/bks/images/i2/31494632.JPG 新しく劇団を作ろうとしている男がいた。度会恭平。劇団の名は、劇団φ。納得するメンバーを集めるため、日々人材を探し回る。その過程で出遭う謎―。日常に潜む謎の奥にある人間ドラマを、優しい眼で描く青春…

『天に還る舟』 共著:小島正樹

http://img.7andy.jp/bks/images/i4/31559134.JPG 昭和58年12月。『火刑都市』事件の捜査を終えた中村は休暇を取り、妻の実家・埼玉県秩父市に帰省していた。そこで中村は一つの事件に遭遇する。地元警察は自殺と判断した死体。これに不審を抱いた中村は捜査…

ワールドカップに想いを馳せて・・・(90年イタリア大会)

ワールドカップドイツ大会に挑む日本代表の発表から一夜明けました。 久保→巻以外はほぼ順当(もちろんファンにとっては満足いくかどうか別ですが)な選考結果となりました。 昨日『報道ステーション』に生出演した中田ヒデの話を聞きながら、ついつい自分の…

ドイツ日本代表発表

GK 土肥 洋一 FC東京 川口 能活 ジュビロ磐田 楢崎 正剛 名古屋グランパスエイト DF 田中 誠 ジュビロ磐田 宮本 恒靖 ガンバ大阪 加地 亮 ガンバ大阪 三都主 浦和レッズ アレサンドロ 坪井 慶介 浦和レッズ 中澤 佑二 横浜F・マリノス 駒野 友一 サン…

我が家の定番 ~玉ねぎのたまり漬け~

現在我が家では、両親と僕の3人暮らし。両親は共働きで僕は在宅で仕事をしてるので、普段の夕食は僕が全員分をつくってます。 そんな僕のレパートリー(と言える程なにもないですが)の中で、常に冷蔵庫に用意してあるのが、玉ねぎのたまり漬けです。 材料 …

『転校生』

山中恒のジュブナイル『おれがあいつであいつがおれで』の映像化作品。一字違いの幼なじみ・斉藤一夫と一美は、石段から転げ落ちたことで、人格が入れ替わってしまう。二人はそのことを秘密にしつつ、なんとか元に戻ろうと努力するが……。大林宣彦の故郷でも…

『魔女の死んだ家』 著者:篠田真由美

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31203728.JPG 昔、あたしは高い石の塀で囲まれた大きなおうちに、おかあさまとばあやとねえやと四人が暮らしていた。うちにはお客さまのない日の方がめずらしいくらい。お客さまたちのことを、おかあさまの「すうはい者」…

『いつか、ふたりは二匹』 著者:西澤保彦

菅野智己は母が再婚した四年生の頃、突続、眠りに就くことで猫の身体に乗り移れるという不思議な能力を持った。身体を借りている猫にジェニイという名前をつけ、巨大なセントバーナード犬のピーターと友達になった智己が六年生のとき、クラスメイトを含め三…

サッカー キリンカップ 対スコットランド戦

ワールドカップドイツ大会に向けて国内最後のジーコJAPAN。 W杯後の勇退(最終目標の大会での結果も見ずに勇退と連呼するのもどうなんだ?)の決まってるジーコ監督にとっても、最後の国内日本代表です。 雨のピッチに飛び出していったJAPANに期…

『くらのかみ』 著者:小野不由美

「四人ゲーム」。まっくらな部屋の四隅に四人の人間が立ち、肩を順番に叩きながら部屋をぐるぐる回るゲームだ。とうぜん四人では成立しないはずのゲームを始めたところ、忽然と五人目が出現した!でもみんな最初からいたとしか思えない顔ぶればかり。―行者に…

『ぼくと未来屋の夏』 著者:はやみねかおる

「未来を知りたくないかい?」六年生の夏休み前日、作家を夢みる風太は未来を百円で売る"未来屋"猫柳さんに呼びとめられた。風太の住む髪櫛町では、昔からかくれんぼをすると最後まで見つからない子がいるといわれる神隠しの森や首なし幽霊の話、人喰い小学…

祝!!石井琢朗2000本安打♪(&日本ハム、6年ぶりの単独首位♪)

ブログの中ではほとんど触れてませんでしたが、僕の趣味の一つにスポーツ観戦があります。 中でも野球(&サッカー)は小さい頃から大好きで見続けてます。 で、実は広島生まれの広島育ちにも関わらず、僕は20年来の大洋ホエールズ&横浜ベイスターズの大…

『透明人間の納屋』

透明人間はこの世に存在する。人間を透明にする薬もある。見えないから誰も気がつかないだけなんだ、この町にだっているよ。…学校、友人、母親、すべてに違和感をもって生きる孤独な少年、ヨウイチがただひとり心を開き信じ尊敬する真鍋さんの言葉だ。でもど…

『エデンの命題』

アスペルガー症候群の子供たちを集めた「地上の楽園」、アスピー・エデン学園から、一人の少女が消えた。残されたぼく、ザッカリ・カハネの元に届いた恐るべき文書「エデンの命題」。そこに記されていたのは、選民思想に取り憑かれた一族の忌まわしき野望と…

『ほうかご探偵隊』 著者:倉知淳

僕のクラスで連続消失事件が発生。僕は四番目の被害者に!といっても、なくなったのはもう授業でも使わないたて笛の一部。なぜこんなものが!?棟方くんの絵、ニワトリ、巨大な招き猫型募金箱、そしてたて笛が一日おきに姿を消すという奇妙な事件が五年三組にだ…

『黄金蝶ひとり』

五年生の夏休み、洸は物心がついてから一度も会っていない祖父・白木義明の住む茶木村で過ごすことになった。アサギマダラという蝶が群れとび、鍾乳洞があり、豊かな自然が残る村には、山を守る"テツ"がいるという。「茶木牧場&白木万能学研究所」なる看板を…

とりあえず作ってみました

最初にこの配本シリーズが刊行されると聞いた時、執筆予定者に面々を見て こりゃ買わねば!! と、思いました。 で実際に第1回の配本(有栖川さんでしたっけ?)を手に取った時に、文字の大きさと価格にびっくり。 悩んだ末に手を出しませんでした。。。 そ…

『虹果て村の秘密』

推理作家にどうしてもなりたい12歳の少年・秀介は、憧れの作家二宮ミサトを母にもつ同級生の優希(刑事になりたくてしょうがない)と、虹果て村にあるミサトの別荘で夏休みを過ごすことになった。虹にまつわる七つの言い伝えがあるのどかな村では、最近、高速…

『ピーチガール』 著者:上田美和

黒い肌に赤い髪。超コギャル風のももの片想いがさえにバレた!!もものお気に入りは、なんでもほしい宿敵さえから、大事な恋は守りぬけるか!?……だがそれは、最大の悲劇のほんの幕あけだった。これは1人の少女が苦難の果てに真実の愛をつかむまでを描いた、…

『びっくり館の殺人』

とある古書店で、たまたま手に取った一冊の推理小説。読みすすめるうち、謎の建築家・中村青司の名前が目に飛び込む。その瞬間、三知也の心に呼び起こされる遠い日の思い出…。三知也が小学校六年生のとき、近所に「びっくり館」と呼ばれる屋敷があった。いろ…

『虚無への供物』 著者:中井英夫(塔晶夫)

1841年、エドガー・アラン・ポオの「モルグ街の殺人」により幕を上げた近代ミステリーの歴史は、1964年、わが国の一冊の書物によって本質的にその終焉を告げた。スタイルを探偵小説に借りて時代に捧げられた一冊の供物。絶対主義から全体主義、二つの世界大…

新連載『獄門塾殺人事件』第3回までを読んで(個人的推理&ネタバレアリ・・・)

またしても、「金田一少年の事件簿」連載復活です。 今回はむちゃくちゃ厳しい塾の合宿で起きる殺人事件なんですが・・・・ どうして不動市にはこんな塾しかないのか疑問・・・っていうか、犯罪者占有率が高すぎでしょ!! まあ、そんな事はおいといて・・・…

『僕の好きな吉敷竹史』 BEST 5

今回の「My Best」は御手洗潔ベスト5に続き、吉敷竹史BEST5です。 僕個人としては、御手洗シリーズよりこちらのシリーズの作品の方が好きなものが多いな~という事に最近気付きました。 中には、「ら抜き言葉殺人事件」のような、小説でやる必要…