2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『宙(そら) 新宿少年探偵団』(☆4.5)

http://img.7andy.jp/bks/images/i6/31411436.JPG 壮助、美香、謙太郎、響子ら四人が生まれて来た理由とは?蘇芳、ジャン・ポールの正体とは?阿倍北斗の存在理由とは?新宿は、なぜ大怪樹に呑み込まれなければならなかったのか?そして、美香、壮助に生まれなが…

『大怪樹 新宿少年探偵団』(☆3.8)

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/31319467.JPG 「これは自分と世界との戦いなのだ」。イカロスと名乗る若者は、マッド・サイエンティストの力を借り、新宿の街を覆い尽くさんばかりの巨木―ユグドラシルを生んだ。 人を殺し栄養分とするユグドラシルを、現…

『名探偵はなぜ時代から逃れられないのか~国内編』(☆4.5)

http://img.7andy.jp/bks/images/i2/31833642.JPG 戦後から現在までの日本ミステリーを縦横無尽、明晰な論理で語られた、至高の評論集。 yahooブックス紹介より 悩める名探偵あるいは作家。 僕が敬愛する法月綸太郎の評論集である。 とはいってもこの本のた…

『まぼろし曲馬団の逆襲 新宿少年探偵団』(☆3.2)

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31100398.JPG "世界を我が物にせん"と、この世を統べる"理"を動かそうとするマッド・サイエンティストたち。前回、破ったはずの"まぼろし曲馬団"が、さらにグレードアップしたゲルマ19号を団長に、異時空結合装置を操って…

『アナザーホリックランドルト環エアロゾル ×××HOLiC』(☆3.0) 原作:CLAMP

http://img.7andy.jp/bks/images/i2/31742842.JPG それは必然の奇跡(コラボレーション)。西尾維新が挑む、小説版『×××HOLiC』 yahooブックス紹介より どうやら最近は再び維新づいている。 という時に、図書館から本書の予約の順番が回ってきた。一応予約した…

『島田荘司のミステリー教室』(☆4.0 テキストとして)

http://img.7andy.jp/bks/images/i9/31832899.JPG 小説を読んで、自分も書いてみたくなったけど…、「プロットはどのように書けばよいか?」「トリックをどう考えればよいか?」といった疑問に数多くの名作を書き、また多くの若手作家のデビューを後押ししてき…

今日の昼ごはん~簡単パスタ料理~

前にcuttyさんの「邂逅弁当」の記事のコメントで、 パスタにチャーハンの素を振り掛けると旨いのだ!! と書いたところ、「ほんとに美味しいんですか?」と疑われてしまいました(笑)。 これは僕が貧乏だった大学時代の定番メニューの一つであり、今では我…

『中原の虹』第2巻(☆4.0)

http://img.7andy.jp/bks/images/i6/31796956.JPG 偉大なる母、西太后、死す。「この国は私が滅ぼす」。その悲壮な決意に、春児は、光緒帝は―。 圧倒的感動で描かれる、ひとつの歴史の終焉。 中国歴史巨編、佳境。 yahooブックス紹介より 中国歴史大河小説も…

『黄金の灰』(☆3.9) 著者:柳広司

http://img.7andy.jp/bks/images/i5/30797675.JPG ハインリッヒ・シュリーマンが伝説の都トロイアの財宝を見つけだしたその瞬間に世界は一変した。不審火とともに消えた黄金、発掘現場では落石に巻き込まれた死、その葬儀中の毒殺。一帯を兵士に囲まれた異常…

『発光妖精とモスラ』 著者:中村真一郎・福永武彦・堀田善衛

http://img.7andy.jp/bks/images/i7/19385187.JPG 中村真一郎、福永武彦、堀田善衛による原作と、脚本第1稿、さらには脚本決定稿を収録したモスラファン必読の書。 yahooブックス紹介より ザ・ピーナッツ扮する小美人が歌う「モスラや~、モスラ~♪@==W"`O%…

『甘栗と金貨とエルム』(☆4.1)

http://img.7andy.jp/bks/images/i3/31777923.JPG 名古屋に暮らす高校生・甘栗晃は、突然亡くなった父親の代わりに、探偵の仕事をすることに。依頼は、ナマイキな小学生・淑子の母親探し。― 美枝子は鍵の中に?謎めいたこの一言だけを手がかりに、調査を始め…

『中原の虹』第1巻(☆3.8)

http://img.7andy.jp/bks/images/i8/31778158.JPG 親もなく家もない貧しい青年、張作霖は、ある日老占い師に告げられる。;「汝、満洲の王者たれ」と。若き張作霖が馬賊の長となり満洲でのしあがってゆく間、栄華を誇った清王朝はゆっくりと滅びようとしてい…

『本格ミステリー・ワールド 2007 』 監修:島田荘司

http://img.7andy.jp/bks/images/i6/31846376.JPG 現在ミステリ本の売り上げに大きく貢献していると思われる年末恒例のランキング本。 それらに対し、義憤とアンチテーゼを引っさげ御大島田荘司が立ち上がった(笑)。 冒頭の島田氏による挨拶文がふるってい…