オリジナルである漫画『×××HOLiC』、そしてそれまで描かれていた西尾維新の作品(主に戯言シリーズ)。
世界観や舞台は違うものの、それなりに共通するところがあると思う。
世界への関わり方、人間への捉え方、あるいは捉われ方うんぬん。。。。
特に『化物語』を読んだあとだけに、それは強く感じるのかもしれないが。
世界観や舞台は違うものの、それなりに共通するところがあると思う。
世界への関わり方、人間への捉え方、あるいは捉われ方うんぬん。。。。
特に『化物語』を読んだあとだけに、それは強く感じるのかもしれないが。
それが結果として、漫画の持ち味も西尾維新の持ち味も引き出せないまま終わっている気がする。
もちろん漫画の持ち味の一つとしてCLAMPが描く絵の魅力というのがあるから、それを小説に求めるのはちと酷。
あの絵柄が好きか嫌いかは別として、あれは見るものとしての魅力であり、語られるものとしての魅力ではない。
つまるところ、CLAMPの絵は見てなんぼということ。
もちろん漫画の持ち味の一つとしてCLAMPが描く絵の魅力というのがあるから、それを小説に求めるのはちと酷。
あの絵柄が好きか嫌いかは別として、あれは見るものとしての魅力であり、語られるものとしての魅力ではない。
つまるところ、CLAMPの絵は見てなんぼということ。
一方で西尾維新の魅力の一つに、それだけではないにせよやはり戯言(会話)テンポの面白さがあると思う。
この作品にもそれは端々に垣間見えるのだが、トータルとしては漫画のキャラクターの肉付けに制限されてしまっているような気がする。
あるいは、これは似すぎているからなのかもしれない。
根本的なところで魅力が被るもの同士のコラボは、決して1+1が3にも4にもなるというのは難しいのかもしれない。
そういった意味では『デスノート』のノベライズの方が期待できるかもしれない。
それとも漫画を読んでいなかったとしたら、もっと面白く読めたのだろうか。
この作品にもそれは端々に垣間見えるのだが、トータルとしては漫画のキャラクターの肉付けに制限されてしまっているような気がする。
あるいは、これは似すぎているからなのかもしれない。
根本的なところで魅力が被るもの同士のコラボは、決して1+1が3にも4にもなるというのは難しいのかもしれない。
そういった意味では『デスノート』のノベライズの方が期待できるかもしれない。
それとも漫画を読んでいなかったとしたら、もっと面白く読めたのだろうか。
最後に第3章で感じを□で表記して、その横にルビを振るという手法が用いられている(おそらくは原作の世界観をだすための模索だと思う)が、これは読む気をなくすという効果しかなかったような気がします(笑)。
採点 | 3.0 |