邦画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』 監督:岩井俊二

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岩井俊二が93年にフジテレビの番組「ifもしも」の1本として製作したTVドラマにもかかわらず、同年日本映画協会新人賞を受賞した上映時間45分の中編。翌94年、劇場公開。 港町に繰り広げる小学生の男の子たちが主人公。彼らは打ち上げ花火を横から見たら丸いのか、平べったいのかと言い争いになる。それを確かめるため、花火大会の夜に町はずれの灯台へ行こうと計画する。憧れの美少女、なずなへの淡い思いが重なって彼らの夏休みは過ぎていく。
                              Amazon紹介より
 

 岩井さんの作品の中で、1番好きな作品です。

 どうしてかって?なんか、懐かしいんですよ、この映画を見てると。ベタな意見ですが、小学生の頃の甘酸っぱい思い出の数々が甦ってくるというか。
好きな女の子に、なかなか好きといえない。それどころか、ついつい反抗してしまう少年たち。う~ん、わかるぞ♪
 2度とは戻らないあの時間、だからこそ大切な時間になる。大人になるにつれて、忘れてしまった大事な何かを見つける事が出来るようなそんな映画です。特に、夜のプールのシーンの素晴らしさといったら、主題歌の素晴らしさも特筆モノですね。

 主演の山崎裕太が、いい感じに小学生を演じてくれてます。ついつい好きな女の子を目で追ってしまう、でも目があってしまうとなんだか目をそらしてしまう。ん~、いいですね(笑)
 奥菜恵もとにかく美少女っぷりがすごいですね。「どう、16歳に見える?」、ええ十分見えます。山崎くんと並ぶと姉弟と思っちゃうくらいに。この頃は凄い女優さんが出てきたなと思ったもんです。

とにかく、夏の終わりには必ず見返す作品です。少し季節はずれましたが、ぜひに!! 

 余談ですが、ある雑誌の岩井特集でSMAPの木村君がこの映画をNO1に挙げて、その中でも一番好きなシーンを語っております。
そのシーンとは、プールで奥菜恵が「次に会えるの、3学期だね。楽しみだね。」

 おい、3学期じゃないだろ!!今は冬かい!!と、突っ込んでしまいました。
 こんなしょうもない理由で、いまいちキムタクが好きになれない僕です。