『僕の好きな名探偵BEST5』

ミステリといえば、やっぱり名探偵の存在がかなり重要なポイントです。
どんなに面白い作品でも、名探偵に魅力がなかったらその面白さも半減しかねません。
なによりも、小さい頃はほんとに名探偵になりたかった僕の憧れの名探偵の方々BEST5です

 

第5位

吉敷竹史

島田荘司が生み出した御手洗潔とならぶ、もう一人の人気探偵(刑事ですが)です。
それぞれの登場する著作を比べると、吉敷シリーズの方に好きな作品が多いのです。なにより別れた奥さんである、加納通子の過去に絡んだ1連の作品群での吉敷の姿は、近年の名探偵の中でも抜群に人間味に溢れていると思います。
シリーズ最新作で見せる復縁した二人の姿をみると、本当に良かったなあ~って思います。

 

第4位

中禅寺秋彦

言わずとしれた京極堂です。古本屋の主人で、神主で、拝み屋。コレだけとると一体どんな人間やねん、と突っ込みたくなる存在です。弁舌のたち具合は間違いなくNO1。どんな事件でも真相を捏造できそうな気がします。
またそのルックスの描き方が(笑)。世にも恨めしい顔をした芥川龍之介って、ちょっと見てみたいなあ~。映画の堤さんはちょっと健康的すぎる気が~。同格として榎木津も一緒に挙げたいところです。

 

 

第3位

神麻嗣子

この人を名探偵といっていいのか迷いますね(笑)。実際事件の解決は、保科さんが担ってるし。
でも、最近の探偵の中では抜群のルックス(?)と愛すべき個性(??)を持ってると思う!!
だれがなんといおうと、僕は神麻さんに萌えですんで、反論は受け付けないぞ!!
とりあえず、新刊が出たら即買いのシリーズです。


第2位

巫冬彦

北村薫さんの『冬のオペラ』に登場する生まれながらの名探偵。
登場する作品こそ少ないものの、その存在は決して他の名探偵にも負けてはいません。
一つ一つの言葉の含蓄の深さ、名探偵の宿命をあるがままに受け入れるその姿に、新しい作品の発表を熱望するばかりです。


第1位

金田一耕助

ぼさぼさ頭に帽子を乗せて、よれよれの袴姿で事件を解決する。僕にとってのザ・名探偵といえば、この人しかありません。よくよく考えると、事件を未然に防ぐ事がほとんどないし、「実は僕にはわかっていました」的な発言(だったら捕まえろよ)の多さは、他の名探偵に比べてと多いなど、いろいろと能力に疑問を感じないでもありませんが、彼の登場する作品には彼しか似合わない。獄門島や本陣に明智小五郎が登場しても、間違いなく浮いちゃうでしょう。まさに必然の名探偵です。

もう、はっきりいって異論はたくさんあると思います。メルカトルは?エラリィは?御手洗は?
もちろん大好きですよ。単に一期一会という意味で、この5人を挙げたわけですし、人それぞれに思い入れのある名探偵はいらっしゃると思います。
とにかく、この順位が変わるような、素敵な作品と名探偵に出会える事を願いつつ、ミステリを読み続けたいな。

みなさんの大好きな名探偵を教えてもれえると、嬉しいところですね♪

 

(2005.10.24 ブログ再録)