阿部看護婦長、またの名を"血まみれのマリア"は心に決めた。温泉に行こう。雪に埋もれた山奥の一軒宿がいい…。大都会の野戦病院=救命救急センターをあとに、彼女がめざしたのは―なんと我らが「プリズンホテル」。真冬の温泉宿につどうのは、いずれも事情ありのお客人。天才登山家、患者を安楽死させた医師、リストラ寸前の編集者。命への慈しみに満ちた、癒しの宿に今夜も雪が降りつもる。 yahoo紹介より
今回もレギュラーメンバーに加え、伝説のアルペニスト、イジメを苦にした自殺志願者の少年、医者に看護婦、原稿取りの切り札編集者とと、多種多様なゲスト(?)が登場します。
シリーズの例にもれず、始まりから終わりまで泣かせてくれます。
今回印象に残ったのは、レギュラーメンバーである作家の父が再婚相手に贈ったプロポーズの手紙、そして作家の愛人がラストに叫ぶ心に秘めていた思いですね。
もう、シリーズを通して読んでいる読者には、ホント涙無しには読めないシーンです。
今回印象に残ったのは、レギュラーメンバーである作家の父が再婚相手に贈ったプロポーズの手紙、そして作家の愛人がラストに叫ぶ心に秘めていた思いですね。
もう、シリーズを通して読んでいる読者には、ホント涙無しには読めないシーンです。
人物設定は類型的、でも人物造形に素晴らしい深みと重みをもった文章力は、まさに浅田節。
男なら泣きます。女性でも泣けるぞ。
何度読み返しても泣いてしまう、とにかくお勧めでございやす。
男なら泣きます。女性でも泣けるぞ。
何度読み返しても泣いてしまう、とにかくお勧めでございやす。
総合 | 5.0 |