『中原の虹 第3巻』(☆3.2)


 
相次ぐ革命勢力の蜂起に、一度は追放した袁世凱を呼び戻す皇族。だが俗物、袁世凱には大いなる野望があった。満洲では張作霖が、まったく独自の勢力を形成していき―。龍玉を握る張作霖は乱世を突き進み、新しい時代が、強き者の手で拓かれる。 

yahoo紹介より

西太后の死、そして清国最後の皇帝(多分)溥儀の即位。
歴史の大転換に、張作霖は何を思う。。。

なにしろ2巻を読んだのが5ヶ月前。
テンションを思い出すのに一苦労。
面白いのは面白い。ただどうにも同じ場面の繰り返しのように見えなくもない。

ここにきて『蒼穹の昴』に登場した人物の後日談が語られたりして、おおとも思うのだが。。。
前半の主役ともいうべき西太后が死んで、物語的にも群雄割拠に突入という感じでいろいろな人物の視点から物語が語られる。
この手法は浅田さんお得意のパターン。
でも今回はちょっと欲張りすぎた気がするな~。

誰かの視点を通して偉人達を見るというはいいのだが、個性の分散に繋がってしまった感もある。

とりあえずあと1冊。
完結編がでたらもう一度一気読みしてみようか。。。


採点  3.2