『新本格謎夜会(ミステリー・ナイト)』(☆3.5) 監修:綾辻行人・有栖川有栖

綾辻、有栖川両氏をはじめ、多くの推理作家の作品から盗作を繰り返していた男が密室の中で殺された。しかも、部屋の鍵は男の口の中に入れられていた!! ―新本格誕生15周年を記念して行われた謎解きイベント&トークショーをここに完全再現。 yahoo紹介より …

『ツール&ストール』(☆3.5) 著者:大倉崇裕

ある朝、殺人容疑をかけられた友人が飛び込んできて目が覚めた白戸君―「ツール&ストール」 別の日は、怪我をした友人から突然頼まれた、怪しげな深夜のバイトに出掛け―「サインペインター」 それなのにいつでも金欠君、預金残高51円の通帳を握りしめた横で…

『お人形と結婚した男』(☆3.8) 著者:ルイ=トマ・ペルティエ

大手保険会社に勤める26歳のフランシス。消費者からのクレーム処理の一環でポルノショップを訪れた彼は、"ペニス引き伸ばし器"なるものを購入するはめに。 ほうほうの体で店を去りかけたフランシスだが、プラスティックのお人形に目を奪われる―それは、彼を…

『邪魅の雫』(☆3.8) 著者:京極夏彦

「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「俺は人殺しなんだ」「死んだのか」「──自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」 昭和二十八年夏。江戸川、大磯、平塚と連鎖するかのように毒…

『森博嗣のミステリィ工作室』 著者:森博嗣

ミステリィを書く上で、影響を受けた100冊をセレクトした「ルーツ・ミステリィ100」、犀川&萌絵シリーズの自作解説「いまさら自作を語る」の他、同人誌時代の漫画、専門誌に寄稿したエッセィ、山田章博・荻野真・ささきすばる三氏が語る森博嗣像も収録。森ミ…

『偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の事件簿』(☆3.8) 著者:降田天

高齢者詐欺グループのリーダー、光代は、手足として使っていたはずの仲間に金を持ち逃げされてしまう。さらに、彼女の過去の犯罪をネタに、一千万円を要求する脅迫状が届く。追い詰められた彼女は、普段は考えない強引な方法で事態の打開を図るが、成功した…

『作家の人たち』(☆3.4) 著者:倉知淳

押し売り作家、夢の印税生活、書評の世界、ラノベ編集者、文学賞選考会、生涯初版作家の最期…。可笑しくて、やがて切ない出版稼業―!? Amazonより ここ数年はどうしたんだっていうぐらい本が出てる倉知さん。そんな倉知さんが寡作(?)時代の思いを迸らせた…