『SPEEDBOY!』(☆2.0) 著者:舞城王太郎



友人、家族、世界、愛―すべてを置き去りにして、鬣の生えた少年スプリンター・成雄は、速さの果てを追う!!そこに何があった?何が見えた??―誰がいた。

yahoo紹介より

ダメだ。これは理解できない。
まったく意味が分からない。
どうやら『『山ん中の獅見朋成雄』の続編、あるいはもう一つのパラレルワールドらしいが、そっちも未読だから推測も出来ない。

登場人物が重なるけど、その個性も時系列も微妙に違う7つの物語。
面白い話もないではない。
文芸誌『群像』に発表された作品の加筆修正らしい。
たしかに新しい純文学の香りはすると思う。
しかしながら、まったく理解できなかったのだから語ることすら出来ない。

舞城王太郎を追い続けている人にはこれが理解できるのだろうか。
正直なところ内容的にもコストパフォーマンス的にも、西尾維新の『化物語』の方が全然素晴らしいと思うのだがどうなのだろう。

いろいろな人の感想も拝見したがやっぱり分からない。
少なくとも僕にはさっぱり面白くなかった。

それにしても内容が面白いかどうかは別にして、200ページ1段組で1250円は高すぎるよ。。。