『銀の檻を溶かして ~薬屋探偵妖綺談~』(☆2.0) 著者:高里椎奈

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賑やかな街の一角に、その店は存在する。燻べたような色の木の板、木の壁、木の天井。まるでそこだけ時に取り残されたかのような―その店。蒼然たる看板に大書された屋号は、『深山木薬店』。優しげな青年と、澄んだ美貌の少年と、元気な男の子の三人が営む薬種店は、だが、極めて特殊な「探偵事務所」で…!?メフィスト賞受賞作。

 

このシリーズの別の作品のコメントで、ゆきあやさんに軽く薦められたので初めて手に取ってみました。

 

萌え系狙い(?)の薬屋三人組、しかも妖怪(笑)。ファンタジー系なのかと思わせて、中身はきっちり本格・・・

 

だと思います。断定できないのは、僕がこれはダメだった事。。。
いやあ、正直読むのが辛かったっす。
特に文章が肌に合わないというか・・・正直、上手くはないですね。かといって無茶苦茶という程ではありません。
もともと文章とかの酷さに対する許容範囲は広いほうだと思ってますし、キャラ系なノリも比較的大丈夫ないわけですから、結局好みではなかったという事なんでしょう。
とにかく、主人公達のイメージがわかない・・・情景がイマイチ目に浮かばない・・・のれない・・・。

 

だからラストの解決編を読んでても、それまでの細かいところが頭に入ってないので、結局ふ~ん、そう~ってなもんで(汗)。

 

設定自体は結構面白いとは思うんですけど、シリーズの次の作品を読んでみようかとは思えなかったです、はい。


採点   2.0

(2006.8.3 ブログ再録)