「岡山県倉敷市一泊二日の旅」(後編)

前編はこちら

いよいよ倉敷の旅も最終日(一泊二日だから当たり前です)。

起床は午前6時。6時半からあく大浴場に向かいます。
朝は貸切、浴場は湯煙もうもうでよく見えない状態。ただサウナが作動してなくて残念。
朝からサウナもどうなんだということでしょうか。

昨日の夕食に続いて、朝食も中々豪華でした。
いきなり朝からご飯三膳、体重が体重が~^^;;
濃すぎるくらいのコーヒーを飲んで、客室へ。

近隣の施設が開く時間は大体9時から。
だったらそれに合わせて出ればいいのに、布団の上で本を片手にごろごろ。
結局チェックアウト時間ギリギリの10時前に出発します。

向かうは倉敷のメイン観光ポイント美観地区。
ホテルで聞いた駐車場に車を止めると、道路を挟んだ向かいにはかの大原美術館が♪

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私にとってはこれがメイン。いそいそと敷地に入ると、なにやら注意書きが・・・。

別館改装工事により閉館中。

おい!!勘弁してくれ!!
どうやら来週いっぱいまで入れない模様。展示物の一部は本館などで見れるものの、とっても損した気分。
まあ、気を取り直して本館へ。
いきなりロダンの「カレーの市民―ジャン=ダール」がお出迎え。これはかわりませんな。

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有名な西洋絵画がたくさんあります。
ちなみにこの日の特別展示(?)はエル・グレコ『受胎告知』

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日本美術館史において奇跡の所蔵とよばれるこの作品。
うーん、素晴らしいです。当時としては珍しい宙を舞うガブリエルが斬新なんだそうな。

それからモネ『睡蓮』 とドガ『赤い衣装をつけた三人の踊り子』 。

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実は西洋絵画の印象派では、モネとドガが一番すきなのです。
特にモネの『睡蓮』は何度見てもため息がでます。
モネは他にも「積みわら」も見ることが出来ました。

他の西洋作家では、ミレーやゴーギャンルノワールロートレック、さらにはセザンヌピカソも。
ああ、壮観。。。


一方国内に眼を向けると、やはりインパクトがあるのが岸田劉生童女舞姿』

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誰もが一度は見たことがあるだろうこの顔。
小学生の頃は不細工の象徴として語られてましたが(失礼)、いやあ生でみると一段と怖いです(笑)。
他にも関根正二佐伯祐三といった「なんでも鑑定団」でおなじみの作家の作品がいくつも見ることができます。
どれもこれも、技巧というよりは作家の魂が感じられる作品ばかりでした。

本館を抜け、工芸館・東洋館を見るとここで親父の体力が限界。
しかたなく一人大原美術館に隣接する珈琲店に残し、母親と私はちょっとはなれた倉敷アイビースクエア内にある「児島虎次郎記念館」へ。
児島虎次郎は大原美術館の提唱者大原孫三郎と親交が深く、現在美術館で所蔵されている作品の収集におおいに力を働いています。
と、同時に当時の日本画壇の代表的画家の一人でもあった彼の作品がたくさん展示されています。
ただ、同建物内に展示されていたモダンアートは正直よく分かりませんでした。

このあと隣接するオリエント館も見学したあと、昼食を取るために再び父親と合流。
目指すは観光案内所でもらった食の案内マップに載っていた大正亭。

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ちょうど2月末までの期間限定のランチメニューがあったのでそれを頼んでみます。
出てきたのは鰆の炙り寿司、そしてままかり寿司。
炙り寿司は炙った鰆にスダチをしぼって塩で頂くお寿司、これは旨い、旨すぎます。
一方のままかり寿司は、軽く締めたままかりの握りの上に生姜を載せ醤油で頂くもの。これも絶品・・・。

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他にかき豆腐の胡麻揚げ、黄にらと鯛の蒸し物、はまぐりのお吸い物、茶碗蒸しがついて1500円。
どれもこれも美味しくて満足でした。ちなみに父の頼んだ寿司盛り合わせには天麩羅がついていました。
いやあ鰆の炙りもままかりも普段食べない料理あるいは魚なのですが、正直いって毎日食べたい^^;;

そんな余韻に浸っていると時間はいつのまにやら午後2時。
明日は両親も仕事。慌しく帰路へ。ただ途中で見つけた古本屋に寄ってしまうのは、我が家の修正でしょうか。
結局家に着いたとき、3人合計9冊だった本が15冊になってたとさ♪
(ちなみに私は横溝正史の角川文庫を3冊購入)。

いやいや、結局観光だかなんだかよくわからないたびでした。
次こそはゆっくりと回ってみたいものです^^;;