エクアドルVSコスタリカ

この試合に勝てば決勝T進出のエクアドル、逆に勝ち進む為には勝利が絶対条件のコスタリカの一戦。
結果は3-0でエクアドルが2試合連続の完封勝ち、ドイツと共に決勝トーナメント進出を決めました。

ポーランド戦の勢いそのままに開始直後から素晴らしいコンビネーションと個人技を披露して相手陣内に攻め込むエクアドル。それが早くも結果に結びついたのが前半8分の先制点。右サイドのバレンシアのセンタリングからテノリオが豪快なヘディングシュート。2試合連続得点で早くも流れを掴みます。
エクアドルがサイド(特に右サイドのバレンシア)攻撃を有効に使っていたのに対し、コスタリカワンチョペ狙いの中央突破が多く、エクアドルの堅い守備陣を崩す事ができません。前半40分、センタリングのボールがDFに当たってあわやオゥンゴールの場面もエクアドルGKポラスがファインセーブを披露。結局エクアドルリードのまま前半終了。

前半途中から3トップにして攻撃的姿勢をみせようとするものの監督の狙いがよくわからないコスタリカ。相変わらず中央ばかりでサイドに起点を作らないから、個人技に頼る攻撃しかできません。逆にサイドを有効に使うエクアドルが右サイドからセンタリング、これを受けたデルガドがGKとポストの間の狭いスペースにねじ込んで追加点。
これでセーフティーリードを確保したエクアドルは徐々に試合の流れをペースダウン、これに対しコスタリカは有効な手段をうてずワンチョペに放り込むだけの攻撃が多くなります。結局終了間際に追加点を取ったエクアドルが3-0の完勝。

初戦で格上と見られたポーランドに完勝。南米予選のアウェーの試合では、同じ高地のボリビア相手にしか勝つことができずにホームの優位性で出場できたと揶揄されましたが、南米予選3位の実力はだてじゃないというの見せ付けました。ただ露骨な遅延行為でイエローカードを何枚か貰ったのはいただけませんが。
逆にコスタリカは初戦のドイツ戦で抜群の得点感覚をみせたワンチョペが不発。2連敗でポーランドと共に敗戦が決定してしまいました。