スペインVSウクライナ

無敵艦隊と呼ばれながら毎回轟沈するサッカー大国スペイン。相手はシェフチェンコを擁し悲願の初出場を掴んだウクライナ
ワールドカップ初戦を大の苦手にしているスペインですが、完璧に近いサッカーを披露してウクライナを粉砕、今回こそ栄光の凱旋を果たせるのか?

試合は様子を窺うような立ち上がりからスペインのF・トーレスウクライナシェフチェンコがそれぞれゴールを狙います。特にF・トーレスポストプレーで味方の上がりを促したり、また場合によっては自分から切り込んでいくなどかなりの好調っぷり。対するシェフチェンコはライン裏へのボールを要求するも中々いいボールが入ってきません。
徐々にスペインが押し気味になる展開の中、遂に前半13分コーナーキックからシャビ・アロンソが決めてスペインが先制。さらにその4分後、ウクライナゴール前のフリーキック。直接狙ったビジャのキックが相手DFに当たり方向が変わってゴールイン、速攻で追加点を奪います。
立て続けの2失点にウクライナは完全にゲームプランが崩壊、余裕を持って守るスペインを相手にまったくチャンスを作れなくなったまま、前半終了。

反撃を狙いたい後半も、開始直後F・トーレスペナルティエリア内で倒しPKを献上した上にDFワシュクが退場。この試合、ウクライナに不利な判定が多かったですが、この場面も反則自体微妙でしたし、あったとしてもイエローが適当なプレイだった気がしますが。
しかしながら相手の気合をくじく絶好のタイミングでの追加点。こうなるとスペインはますます中盤から細かいパスを回し相手に付け入る隙を与えません。結局このあと1点を追加したスペインが4-0でウクライナを粉砕しました。

大舞台を苦手とするスペインですが、かつてのスペインの至宝ラウルがベンチスタートするなど世代交代に成功、堅い守備に中盤の細かいパス回し、F・トーレスを中心にしたFW陣の強さ、これまで登場したチームの中でもっとも貫禄のある戦い方を披露。これは今大会期待できるぞ!!
逆にウクライナは堅守速攻のプランが早々と崩れた上、スペインの守備に中々ボールを前線に入れられず英雄シェフチェンコのスピードをまったく生かせず。失点に関しては難しいところもありましたが、攻撃パターンの少なさは気になりました。
まあ、初戦負けたとはいえグループ分けから考えるとまだまだ突破のチャンスはある訳ですが・・・。