チェコVSアメリカ

さすがに若い頃の体力はもう無い事に気付く今日この頃、もはや生観戦からただの全試合観戦にモード変更^^;
ということで、ベテラン揃いながらも能力の高い選手が多いチェコと長期的計画でチームを育て上げたアメリカの対戦。
ひそかに好ゲームを期待してたのですが・・・・

チェコ強いぞ!!

試合開始早々、右サイドからグリゲラのセンタリングをチェコの巨人ヤン・コラーがヘディングシュートで先制。ちょっとしか飛んでないのに相手選手から頭二つは飛び出てそうなコラー、恐るべしです。
そのあと、アメリカも徐々に動きが良くなるものの、よく動きボールを回し、コラーのポストプレーから、ネドベドポボルスキーロシツキーらがどんどん飛び出してくるチェコの連動性の前に中々チャンスを作れません。その中で、28分のレイナのシュートは惜しかった。ゴールポストに弾かれた上こぼれ球もチェコの前に・・・。
少しづつ膠着状態に入り始めたところで、チェコに追加点が。今大会注目のタレントの一人、ロシツキーの25mロングシュートがアメリカゴールに突き刺さります。
今大会はこの手のロングシュートがよく決まります。うーん、日本にもこのシュート力があれば・・・。
しかしながら、前半終了間際素晴らしいポストプレーチェコの攻撃の起点になっていたコラーが負傷退場。若干の不安が残る中、後半へ。

後半開始と共に2人選手交代を行い反撃体勢にでるアメリカ。中盤のボールキープ率でも盛り返し、チャンスの数も多くなってきます。
しかしながら決定的なチャンスは相変わらずチェコ、人が動かずにボールを動かすサッカーに切り替えたのかゆっくりとした展開でチャンスとみれば一気にゴールへ。
強豪アメリカ相手にも完璧な試合コントロールを披露。結局ロシツキがこの試合2得点目となる追加点を奪い、終わってみればチェコの快勝でした。

それにしてもチェコの試合運びの巧さが際立ちましたね。今大会、特に欧州勢が後半暑さの為に運動量が落ちる展開が多かっただけに、後半はボールを回すことによって、アメリカ選手を動かし、相手のスタミナ消耗をさそってましたね。前線のタレントだけでなく世界屈指のGKツェフ中心とした守りも堅実そのもの。
アメリカも悪いチームではなかったのですが、この日ばかりは相手が悪かった。せめて前半1失点で終わっていれば、後半違う展開になってたかもと思うだけに、ロシツキの活躍が光りました。