おそるべし、ぱんだ食堂!!

それは大学在学中の事。
大学近くに「ぱんだ食堂」なる定食屋があった(ちなみに今はもう無いらしい)。
しかしながら、この食堂、先輩達からやばい噂しか聞こえてこない。
ある日、この噂を検証すべく、同期5,6人で行ってみた。

食堂の前の看板には、「本場のラーメン」なる文字が・・・しかしもっともやばい噂が味噌ラーメンに関する噂だったので、頭を捻りつつ食堂内へ。
カウンターに座り、メニューをみると

安い!!

ほとんどのメニューが500円なのである。たとえばコロッケ定食とまぐろの山掛け定食が同じ値段だったりします。
友人達はちゃんと当初の企画どおり、噂のメニューを次々注文していったのが、私はなぜか「まぐろの山掛け丼」・・・ごめんなさい、食欲に負けました。

で、カウンターから調理する様子が見えるので観察、どうやらラーメンの準備に入ったらしいが・・・

やばい!!

店長はおもむろにやかんで湯を沸かす。ここにはスープ鍋が無いのかな?
そして丼に味噌らしきものを投入・・・・出汁は??
そして、沸いたお湯をおもむろにその中に・・・えっ、調味料は合わせないんですか????
そして茹で上がった麺をその中に投入・・・・だから味付けは????
そこに薬味を投入して、

「ハイ、お待ち!!」

コレがどうやら本場の味噌ラーメンらしい・・・。
あとで食べた友達に聞いたところ、想像通り「味噌汁ラーメン」だったらしい。しかも出汁無しの・・・本場ではそんな物を食べているんだろうか?悩みます・・・。

そしてこの店長、どうやら1品づつしか作れないらしい。とにかく出てくるのが遅く、最初と最後では30分近くのロスが・・・駄目じゃん。

そんな中、「まぐろ山掛け丼」が・・・・とろろが掛かってないんですが???

「山芋が切れてて、悪いね!!」

いや、とろろが掛かってないと「山掛け」じゃないんですが・・・。
丼には卵がついていました。恐らく生卵をかけるのだと想像しました・・・そう、思いますよね?
で、注意してひびをいれると・・・・ゆで卵でした。
もう、なにがなんだか分かりません・・・。
ちなみに、他にも煮込んだ「焼き鳥定食」、醤油を水で割ったと思われる「しょうゆラーメン」、冷凍のカツを切って乗せるだけなのに注文してから30分かかる「カツカレー」など、どの料理にも完敗です。

こうして、伝説はあらためて実証され、後輩に受け継がれていきました・・・。
みなさんの近所にもこういう店、ありましたか?