今年一年の振り返り、そして好きだったもの

 いよいよ、今年も今日一日になりました。

 我が家では人数が少ないので、年末といっても特にいつもと変わりは無し。とりあえず、お歳暮やら北海道の妹から送られてきた食料があるので、まぁ、なんとか正月らしい食卓にはなりそうな気がしましすが。

 さて、去年末から父が入院し、我が家の生活リズムも代わりました。現在も入院中で退院は難しい状態。母親も見舞いやらの為に車を購入。私も、乗っていた車がエンジン止まること数知れず、の為新車購入。
さらには、年明け早々自分が体調を崩し入院する始末。久しぶりにゆっくりとした時間を取れたので、病院のベッドで読書の日々。それがキッカケで、ブログを再開する事になりました。
そう考えると、去年から色々と大きな変化があったんだな~、と思います。

 さて、今年の読書を振り返ると、正確な数は覚えていませんが、ブログ仲間の皆さんと比べると全然でしょうね~。
読書傾向はいつもの年と比べても、ミステリだけではなく、色々な分野の本を読んだ気がします。ただ、その中で新作についてはあまり読んでいないかなぁと思います。

 その中でベストを選ぶとするなら、やっぱり喜国さん・国樹さんの『本格力』が一番印象に残りました。本の良し悪しを超えたミステリの愛情、周りへの愛情が溢れ出た作品で、エッセイとして出色の出来だったですね~。ミステリへの愛情といえば、『挑戦者たち』のまったく違った斜めからのアプローチも面白かったです。
 おっと、エッセイばかりで小説の方はというと、国内では池井戸さんの陸王と大山さんの『赤い博物館』、竹本さんの『涙香迷宮』あたりが素晴らしかったですね~。池井戸さんのエンタメ力はキレッキレですし、大山さん・竹本さんは物語としての弱みはあるものの、とにかく純粋培養された本格推理の美しさを久しぶりに感じる事ができたと思います。
 過去の名作の新訳にも色々手を出しましたが、なによりカーの作品が読みやすくなったのは嬉しかったですね。今年読んだカーの新訳では『皇帝のかぎ煙草入れ』がミステリとしても小説としても素晴らしかったし、一方で『黒死荘の殺人』みたいにやっぱり読みにくいものは読みにくい、と思わせられる物もありましたね~。

 エンタメ・ミステリを離れるとやっぱり河出書房から出ている池澤夏樹個人編集 日本文学全集』です。今年は3冊(『古事記』は記事にしてませんが)読みましたが、どれもこれも様々なアプローチで日本の古典作品に新しい光をあててくれてたように思います。この神話から現代作家まで含まれたこのシリーズも残すは近現代作家集と角田光代さん訳の源氏物語だけになりました。すでに刊行も終わった池澤夏樹個人編集 世界文学全集』と合わせて、すこしずつ読んでいきたいところです。

 小説から離れて、今年は映画館もよく行きました。理由としては広島中心部にある映画館の一つ(ミニシアター系)が閉館になったことですね。過去作のリバイバル上映が格安で見れて、さらにはその合間に新作を見るという感じでしょうか。
 その中で印象に残ったのはこの世界の片隅に』『君の名は』の両アニメ、そしてシン・ゴジラというアニメ・特撮系。映画の割合からして元々圧倒的に邦画が多いのですが、それにしても今年の日本映画は元気だった気がします。他にも記事にはしていませんが、『聖の青春』『モヒカン、故郷に帰る』などの広島に縁のある映画も良かったですが、実写でいうとやっぱり大好き岩井俊二監督のリップヴァンウィンクルの花嫁』が印象に残りました。
 リバイバルでいうと、西部劇の極北ともいえる『ワイルド・バンチ』、とにかくいかれてる『俺達に明日はない』、今でもムチャクチャ怖いヒッチコック『鳥』なんかが素敵でしたが、やっぱりリバイバルにして初めてみた風と共に去りぬがこんなに面白い映画だったのか~、というのが一番印象に残りました。

 ミステリの映像化としてもいくつか印象に残りました。今年も年末にまさかの明智小五郎by満島ひかりの第2弾がBSで放送されたし、BSといえば横溝金田一をフューチャーしてくれて、池松壮亮金田一で短編集の映像化に挑戦したり、横溝フリークが正史を語る企画(司会が大ファンの歌手・安藤裕子さんだったのにビックリ。まさか安藤さんと綾辻さんが共演するとは)があったりしましたが、その中でも画期的だったのが長谷川博己金田一を演じた『獄門島。クライマックスのお前はDioかというぐらい「無駄無駄無駄無駄」を連発する長谷川金田一も狂気でしたが、なにより放送コードに引っ掛かると言われ数々の映像化で改変されていたあの台詞「きちがいじゃがしかたがない」がそのまま使われてる事。やっぱりこれはこうじゃないといけませんな~。
 長谷川博己さんといえば民放のスペシャルドラマで我ら(俺だけ?)がのりりん『一の悲劇』でも法月綸太郎を演じてました。数あるミステリ映像化の中で、明智金田一の両方を演じた人は稲垣吾郎ちゃんといましたが、金田一のりりんの両方を演じる人はこれから先も出てこない気がします。
 といろいろ語りましたが、今年のミステリドラマの収穫はあまり触れられませんが欅坂46主演の『徳山大二郎は誰が殺したか』だと思うんですけどね。。。

 来年もボチボチ映画と読書に勤しみたいなぁ、と思います。とりあえず新刊(もはや新刊という時期はとっくに過ぎた本が殆どですが)の積読を片付けたいし、カーの新訳の残り、クリスティ文庫も溜まってきたのでそろそろ取り掛かりたい、レンデルやマクロイも読みたいし・・・おっと、来年は何時になく海外ミステリの年になるかも。。。
 映像も「コロンボ」ブルーレイボックスや「グラナダシャーロック・ホームズ』ブルーレイも見んといけんし・・・。

 と、とりとめない事ばかり綴りましたが、今年一年ブログ仲間の皆さんに再会出来たことを嬉しく思いますし、来年もよろしくお願い致します。