「室生寺・室生龍穴神社」

室生寺へ行く。

GWということもあり、室生寺行の臨時バスがあり乗る。
本当は大野寺に立ち寄り、弥勒磨崖仏を見たかったのだが諦める。
最寄のバス停で降りて少し歩くと室生寺の入り口が見えてくる。

イメージ 1

室生寺
奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派大本山の寺院。山号を宀一山(べんいちさん)と号する。開基(創立者)は、賢璟(けんきょう)、本尊は釈迦如来である。
奈良盆地の東方、三重県境に近い室生の地にある山岳寺院である。宇陀川の支流室生川の北岸にある室生山の山麓から中腹に堂塔が散在する。
平安時代前期の建築や仏像を伝え、境内はシャクナゲの名所としても知られる。
女人禁制だった高野山に対し、女性の参詣が許されていたことから「女人高野」の別名がある。
なお、山号の「宀一」は「室生」の略だという。仏塔古寺十八尊第十八番。

このお寺、ほんと一度来てみたかったのでほんとに嬉しかったっす~~~~~!!
観光客は多いですけれど、霧雨の中に佇む風情がステキなのです。
有名なシャクナゲの花も綺麗に咲いております。

イメージ 2

本堂は改修中でブルーシートに覆われてたのが残念ですが、私の本命は五重塔!!


イメージ 3
イメージ 4

おお~~~、綺麗だ~~~~!!
立派なお寺に佇む五重塔もいいのですが、小ぶりながらも風景に溶け込んでいて美しい。
コレだけ美しいと感じたのは、もしかしたら山口県山口市にある瑠璃光寺五重塔以来かもしれません。

イメージ 5

さてさて、多くの観光客の皆様はここで駅に戻られるのですが、室生寺から10分ほど山の方に歩くと、そこに室生龍穴神社があります。

イメージ 6

龍穴神社

祭神:高オカミ(雨シタニ龍)神
配祀:天児屋根命、大山祗命、水波能賣命、須佐之男命、埴山姫命
主神 高オカミ神は伊邪那岐大神其御子迦具土神を斬り給へる時生まれせる神にして水火を司るの威徳を具へ給ひ晴雨を調節して国土民生を安じ給ふ。
蓋し農を以て国の本とする我国古来の伝統的民族信仰として旱天に慈雨を祈るの風朝野を挙げて後を絶たさりし所以にして木津川、淀川の上流の当地に此大神の鎮まります事深く故なしとせず。
随って古来歴朝朝野の信仰篤く祈雨止雨の奉幣に預り給ふ事度々にして神階は度々昇敍されて應和元年正四位下に敍せられ給ふ。延喜の制貴船丹生等の社と列びその神威赫々たる官幣小社に列せられ所謂式内社として近畿一円に衆庶の信仰篤く以て今日に及べり。
配祀の祭神は古来聚落の叢祀に奉斎せしを明治末年に合祀せり。

いいです、これはいいです。
観光客もほとんど訪れない、とても静かな境内。
小さな社だけのこじんまりとしたものですが、なんといったらいいんでしょう、とっても厳かな感じがするのです。

イメージ 7

今回は時間の関係で行かなかったのですが、ここからしばらく山道を歩くと、名前の由来になった龍穴、そして天岩戸があるそうな。
今度訪れたときはそちらまで足を伸ばしてみたいと思いました。