2008京都・奈良の旅(1)~プチあんごさんの影を追う(前編)~

みなさまこのGWはいかがお過ごしだったでしょうか。
わたしは一泊二日の強行スケジュールで京都・奈良に行ってきました。
一応両親との旅行なわけですが、むこうは父の同窓会の参加とその付き添いということもあって、旅館だけ一緒で行きも帰りも別々の実質一人旅でした。

当初は初日奈良、二日目京都の予定だったのですが、新幹線の中で急遽変更。
初日京都、二日目奈良に。

ちなみに今回の京都旅行は勝手に「プチあんごさんの影を追う旅」と名づけました。
京都旅行といえばあんごさん、あんごさんといえば京都旅行(勝手なイメージ)。
京都中心部の有名どころはある程度まわっていたので、節々であんごさんのブログの記事を参考にいままで行ってないところをリストアップしながら動きます。

9時半に京都駅に到着。旅館直営のお土産屋さんに荷物を預け(旅館に届けてくれます)、徒歩で東寺。

・東寺
正式名称(?)は教王護国寺。西暦796年に建立。823年に当時の嵯峨天皇から空海が貰ったという真言密教のお寺。ちなみにその数年前には高野山をもらったそうな。いやあ、昔はスケールがでかい。

ということで、重文の南大門をくぐり、境内へ。

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この日はGWだからなのか、骨董市が行われており大勢の人で賑わっていました。
しか~し、目的地である講堂&五重塔の入り口までぐる~っと回って遠かった!!
実は西口の入り口から入った方が近いみたい。う~む。。。

それはともかく、五重塔は綺麗だった。
天気もよかったせいかとっても輝いて見えます。

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ゆっくりと塔の中を観覧したあとは、今回の旅行の目的のひとつ講堂の立体曼荼羅を見る。
あんごさんもすごいといっていたが、やっぱり凄かった。
薄暗い建物の中に整然と整列する仏像たち。
曼荼羅の配置は知らなくても、圧倒的な存在感になむなむ。。

講堂はもちろん、食堂、宝物館に所蔵された国宝の数々にもなむなむ。

その足で東寺の北側にある東寺観智院を訪れる。

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ここには武蔵の書いた、「鷲図」「竹林図」があった。
しかし両方とも掠れていて、よく見えないのが残念。
でも普段は非公開らしいので、見れただけでもOK。

そこから京都駅。そしてJRで宇治に向かう。
目的地はもちろん10円玉のあの場所だ。
駅に着く。とにかく人が多い。おかげで道に迷わない。
平等院の参道は宇治茶の匂いで溢れてる。
休憩はしたいが、並ぶだけで疲れそうなのでそのまま通り抜ける。

いざ平等院へ。

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人人人。鳳凰堂内部拝観はなんと2時間半待ち。
さすがにこの強行スケジュールではそれは待てない。
ということで、平等院の周りをめぐる。
鳳凰堂とともに有名なのが藤棚。

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今年は花のつきが悪いと書いてあったけれどもそれでも十分綺麗だ。
そこをあとにすると、いよいよ鳳凰堂の正面へ。

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おお!!10円玉だ!!
それだけでなんとなく見てよかったという気になる。
これがもっと高いお金だと、さらに幸福な気分になるのだろうか。
宝物館の中には鳳凰の像が!!
あれ、鳳凰堂の上にもあったよな。
と思ったら、あちらが複製、こちらが本物。
まあ、とにかく精密だ。昔の人はすごいと改めて感心。

他にほぅ、と思ったのが、木造雲中供養菩薩像。
楽器を持って空を飛ぶ仏さんたちの集団。

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妙に凄い。みんなもってる楽器が違う。
そのほとんどがどんな音色を立てるかさっぱりわからん。
彼ら(彼女ら?)の演奏をバックにcuttyの美声を聞きたいものだと思う。

鳳凰堂の裏側には、源三位頼政の墓がある。

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若き日には鵺退治を、そして老年期には以仁王とともに打倒平家に立ち上がった人物だ。
平家に破れ、平等院で自害したのはしっていたが、墓があるとは知らなかった。
歴史の1ページを確実に担った人物になむなむ。

平等院を出て宇治川を越え、少し歩くと世界遺産宇治上神社へ。

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住宅と木に囲まれた一角にあった。
平等院に比べると人は少ないけれど、こちらも観光客で賑わっている。
菟道稚郎子命応神天皇仁徳天皇を祀っているらしい。
ちなみに現在最古の神社建築だそうな。

裏の拝殿に回ると、いかにもといった素敵な佇まいの本殿が見える。

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こういうところはやっぱりオフシーズンに見るほうが赴きがある気がする。
でも、そんなのはわたしの我侭だ。
とりあえず午前中最後のなむなむを済ませる。

ここまできたら、三室戸寺源氏物語ミュージアムを見るべきなのかもしれないが、どうしても嵐山に行きたいので今回は断念する。
宇治橋を渡り、JR宇治駅から一路嵐山へ。

ちなみに食事はいまだ食さず。

(続く)