『第１回タコに寄せて・・・』

さてさて、今更だけれども『第１回タコ』の記事です。
本当はもっと早く書きたかったのだけれども、himaさんがたいりょう子を呼び出してしまったが為に遅くなってしまいました（笑）。
今回は３本出品させて頂きました。
それがこれ＾＾

【忘却の夢】
見立て、密室、首無し死体。狂い、囁き、連続殺人。
眠れる美女が目覚めるとき、真のカスタトロフィが訪れる。
「中井・夢野・虫太郎」、奇蹟の融合が今ここに！！

【タダシイお酒の愛しかた】
美味しい酒を求め、今宵も「cutty's bar」に集まる常連たち。
至極の酒を肴に、グラサン女王が語る至極のミステリエッセイ集。
豪華特典、ビアバー「アニス亭」の巧い肴の作り方レシピを併録♪

【オカマ八丁、レズ八丁】
突然駆け落ちした人気No.1のオカマの相手は、なんとレズビアン！？
うらぶれた同性愛者街を騒がす逃避行は、連続駆け落ち事件に発展。
世界初（？）のオカマ＆レズの探偵コンビ、ここに登場！！

いやあ、振り返ってみて、改めて気恥ずかしい＾＾；；
だって他の人の作品がみな素晴らしいんですから。私ももっと頑張ればよかったと後悔。
そんな作品たちでございますが、各賞発表で

【忘却の夢】
④『ベストページ数』賞
れおぽんさんより『れおミステリ大賞』

【タダシイお酒の愛しかた】
himaさんより『みんなで頑張って出しま賞』

【オカマ八丁、レズ八丁】
⑥『抱腹絶倒』賞

を受賞させて頂きました。
選んで下さいました皆様、ありがとうございました。
そして、企画を立案・実行されましたcuttyさん、本当に感謝感謝です。

さらには、億さんにはたいへん素敵な表紙を作っていただきました。
そちらがコレ！！

いやあ、まさかこんな素敵なものをいただけるとは。。
本当に大切な宝物です。
（こちらの記事ではみなさんの素敵な表紙がごらんになれます。ぜひともごらんください。）

ちなみに投稿させて頂いた作品の中で、この『忘却の夢』が唯一実際にあるタイトルでございます（笑）。
当時同じ高校の仲間で作った文学同人誌用に発表するため企画した大長編。
本来はその第１回が掲載される予定だったのですが原稿が間に合わず（結局映画評論を載せました）、その号を最後に廃刊となったため、未だに日の目を見ない未完の作品です（笑）。

構成としては、当時影響を一番受けた（？）綾辻行人の「囁き」シリーズと、なぜか薬師丸ひろ子の唄『Ｗの悲劇』の影響をバリバリ漂わせた作品です。
特に、一人称の中に独白が挿入されているのは、もろに囁きでしょう。煽り文句にもいれてるし（笑）。
だから、「中井・夢野・虫太郎」の影響なんておこがましいというかなんというか＾＾；；
ま、志は高く持てということで＾＾；；；；；；

ちなみにストーリーはというとこんな感じです。
某大学の映画サークル。その学生の一人が首無し死体が発見され、その傍らには自筆の詩が。。。
サークルの仲間達はにわか探偵となり推理合戦を繰り広げるが、事件は連続殺人に発展、その死体はかつて映画研究会で作られた一本の映画の場面に見立てられていた。
その映画とは、撮影中ヒロインの女性が不慮の事故で植物状態になり、そのまま封印された映画・・・。
果たして今回の連続殺人と、ヒロインの事故は因果関係があるのか。。。
そして物語は映画の撮影場所となった、田舎の洋館にその舞台を移す。
サークルのメンバーであり、「眠れる」ヒロインの恋人でもあった主人公は、時折襲う眩暈に悩まされながらも、事件の解決に挑むが、殺人は止まらない。
恐怖と疑心難儀に襲われるメンバー達の元に、「眠れる」ヒロインの意識が戻ったという知らせが・・・。
しかし目覚めた彼女の言葉は、事件をさらに混沌へと導いていく。。。。

どうでしょう、ベタでしょう（笑）。
基本的には登場人物の一人称で語られますが、各章の最後には、どうやら事件の真相を知るらしい失踪中のサークルメンバーの別の独白が挿入されます。
そして、彼が旅先で出会った一人の探偵を連れて、仲間の元に戻ったとき驚愕の真相が明らかになる・・・予定＾＾；；；
半分ぐらいは完成してるんですが、かなり長いです。しかも今読むと文章が・・・・。
完成しても、これが応募できるのはあの『メフィスト賞』ぐらいしかないのでは（笑）。
まんがいちメフィスト賞を受賞したあかつきには、ぜひこの表紙でだしたいな。。。。。