『消える総生島 ~名探偵夢水清志郎事件ノート~』(☆3.2)


万能財団が総力を挙げた映画ロケに招待された亜衣たち三姉妹。呪われた事件は必ず起きると脅かして、名探偵清志郎も総生島行きのクルーザーに乗り込む。
撮影は快調。だが鬼伝説の孤島に取り残された一同に忍びよる無気味な事件。人も山も館も島までもが消えた!
本格ミステリ色が一段と濃い「夢水」第3章。

講談社HPより

相変わらず緩くてサクサク読める夢水シリーズ第3弾。
あまりに読みやすいので、大量貸し出しだ!!
ということで、連チャンで読みました。

とはいっても読み終わったのは数日前。
少しづつ勉強時間を増やしてる(土曜日は学校の自習室で勉強してるのだ!!パチパチパチパチ。。。)
だから、記事は週末に書くしかない状況が続いてるのです。
ということで若干うろ覚えでございますが、許してね^^;;;

う~む、なんとも言いがたい。
前例のあるトリックに大仰かつユーモラスなデコレーションで仕立てた消失トリック(まさか○○が動くなんて。。。)にはいい意味で笑ってしまった。
そして毎度毎度の1パターンの展開ながらも、楽しませてくれる登場人物達。
シリーズ物としてのツボはきちんと押えている。さすがはやみねさん。

ただ、どうも表の動機と裏の動機が離れすぎてしまったような。
ラストの夢水の手紙のインパクト(普段の教授と違ってという意味もあり)も含めて、強引ながらも裏の動機はどこか優しく叱るはやみねんさんのスタンスっぽいと思う。
ただそれを隠すための表の動機の作り方がね。。。
確かにそういう○○は理想なのかもしれんが、それをやるための手段としてはう~んと思う。
本来は共感してしまいそうなんだけれども、あまり共感できない。
それは犯人の思い入れが溢れているからなのか。。。
それてもそう思ってしまう自分が年をとってしまったのか。。。

そして前作の記事での危惧炸裂。
レーチでてこねえじゃん!!

おっさんはそれを期待してるのよ^^;;;


採点  3.2