『コミックス同好会』への挑戦状、あるいは入会届?~その1~

★コミックス同好会ニュース5月号予告、緊急アンケート特集号★
九人の部員にアンケートを実施中。部員以外でも希望者はどうぞ。
⇒Q1.萩尾望都or美内すずえ
 Q2.高橋留美子or鳥山明
 Q3.川原泉or吉田秋生
 Q4.浦沢直樹or細野不二彦
 Q5.二ノ宮知子or井上雄彦
以上の5問について、各々どちらか一人を選び、その魅力について「1問30字以内」で書く。


いや、コミックス同好会じゃないんだけどね。
っていうか会長があの人だしさ、やっぱりライバルとしてはね、入りにくいじゃない。
だから11番目を狙ってるんだよ。

で、こっそりやってみた訳さ、非公認幽霊会員として。

Q1.萩尾望都or美内すずえ

A1.コミックス42巻、2セット、愛蔵版も持ってるよ。文句ある?

何度か言ってるけどね、元劇団員な訳さ。
っていうか、それ以前に映画監督を目指して芸大を受験したこともあったのさ。
もちろん志望は役者よりも演出(監督)さ。
でね、その演出論の原点はやっぱり『ガラスの仮面』なワケ。
黒澤明より、蜷川幸雄より、月影千草なのさ。

竹で役者の体固定したりさ(感覚の記憶)、冷凍庫に役者閉じ込めたりさ(感覚の再現)、なりきりホームレスさせたり(感覚の経験)さ。
すげえ、演出家ってここまでやらせるんだ!!って思ったわけよ。
俺も大物になってこの演出理論を世に送り出してやるって、息巻いてたね。
若かったね、あの頃は。

大学入って、映画研究会入って、映画を初めて撮って・・・
思い知らされたよ、月影千草の演出が凄かったんじゃない、それをやっちゃう北島マヤがすごいんだって。
だって全否定だもん、月影理論。「そんな事出来るか!!」ってもう大ブーイング。
試しに自分もやってみたさ。
人形役で芝居中まぶたを閉じないってヤツ。
完全にドライアイになるね。
結局実践方法じゃなくて論理の方(上のカッコの中ね)だけ抜き出してやったよ。
うう、物足りない・・・。

まあ、それぐらい思い入れがある作品なワケ。
だから早く続きを出してよ。
だって連載の方は亜弓さんが○○しかかったり、真澄様が事故で○○○○になったりするところまで行ってるんでしょ。
そりゃ、連載から単行本にする時8割書き直すとか、宇宙人と交信してその記録を書き残す作業が忙しかったりするんだろうけどさ。
でも僕は、書き直した結果が、携帯電話を使う桜小路やその待ち受け画面がマヤだったり、それを見て真澄様が荒れる場面だったりしなくてもいいと思うんだよ。
っていうか、これ連載時はどんなエピソードだったのかの方が気になるしさ。
とにかく、書き直す前に完結まで原稿書いておいてね、死ぬ前にさ、美内先生。

そういえば去年国立能楽堂で行われた舞台(能)『紅天女』はよかったのかな?
誰か見た人いない?