『蹴りたい田中』(☆3.3) 著者:田中啓文



第二次大戦下で鬱屈する少年兵たちの、複雑な心象を描破した珠玉作「蹴りたい田中」で第130回茶川賞受賞後、突如消息を絶った伝説の作家・田中啓文。その稀有なる才能を偲んで、幼少時から出奔までの偉大なる生涯を辿る単行本未収録作8篇+αを精選、山田正紀菅浩江恩田陸などゆかりの作家・翻訳家・編集者らによる証言、茶川賞受賞時の貴重なインタビュウ「未到の明日に向かって」までを収録した遺稿集。

yahooより

今まで田中さんの本を読んだこともありません。
知ってるタイトルは『落下する緑』ぐらい。

で、べるさんのブログで強烈なタイトルと表紙絵、さらに記事(笑)に限りなくBな匂いを感じ、思わず手に取ってしまいました。

いやあ
限りなくBというより、どこ切ってもバカですな、これ^^;;
もう装丁から帯からなにから全部が仕込み。ここまで駄洒落とBに彩られると、表紙裏のりさちゃんも、綿矢りさじゃなかったりしてと勘ぐりたくなる。
ここまでやってくれると、それはそれで気持ちいい。
っていうか駄洒落に笑ってしまった自分がいた。これは相当恥ずかしい気がする。。。
でも駄洒落以外なにもないと言っても過言ではないから、笑えないより笑えた方がいいはずだ、うん。

とりあえず寸評を見てください。


「地球最大の決戦 終末怪獣エビラビラ登場」

わはははは、俺は嫌いじゃないぞこれ♪


「トリフィドの日」

わははははは、まだまだ大丈夫♪


「トリフィド時代」

はははは。。。。。。


「やまだ道 耶麻霊サキの青春」

はは。。。。


「赤い家」

・・・・えっと、このラストにキュンとくる私はおかしい???


「地獄八景獣人戯」

・・・・・おえっ。


「怨臭の彼方に」

・・・・どんなんじゃ、これ^^;;;



ふふふふふふ、これは嫌いじゃないな~♪


「吐仏花ン惑星 永遠の森田健作

駄洒落が分かりにくいって。。。。


ね、この本の楽しみかたが少しは伝わってきませんか?
まあ、とにかく読んでみてください。
かといって読み終わって壁本になっても私のしったところではありません。
合掌。。。

(で、田中さんてぜんぶこんなのなの???)



採点  3・3