『今回の新ドラマはどうですか？』

さてさて１０月といえば、テレビ番組改編の時期。
そして新しい連続ドラマの始まりですね～。昨日でめぼしいドラマは全部出揃ったのでしょうか？あ、あと「息子」がまだですね。
はい、これはおそらく見ません。
ということで、今回の新ドラマをちょろっと考察してみましょう♪

まずはＮＨＫ朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」。
これは熱い。面白いです。内容は田辺聖子の半生をモデルにしたものでしょうか。第１話にしてヒロインが大人というのも新しいかな。
まあなんといっても藤山直美・國村準の超絶技巧派同士が繰り広げられる夫婦の会話のリズムがむちゃくちゃいいですね～。
物語はこれからどうなっていくのかさっぱり分かりませんが、彼女達の演技を見てるだけで満足感を得られそうな気がします。
これと同じく役者の安定感で見せるのが「相棒」。
何も語る必要が無いくらいの人気ドラマ。これでシリーズ第４弾くらい？
これまた水谷＆寺脇コンビの面白さはもう安定感漂いまくり。元々ストーリーには定評のあるドラマだけにコンスタントに視聴率を稼ぐのでは。

つづいてはおそらく今クールの視聴率ＴＯＰ争いの先頭をきりそうな『Drコトー診療所2006』。
前回の放送が大変好評だったドラマの続編ですが、新レギュラーに蒼井優、堺雅人を加えてさらにやる気を感じさせます。
相変わらずの素敵な映像と細かい拘り、そして重厚なストーリーと絶妙の音楽。やはり見ごたえは十分でした。

その『Drコトー診療所2006』の裏番組ということで、間違いなく煽りを受けそうなのが『嫌われ松子の一生』。
映画版は中谷美紀が演じて好評でしたが、ドラマは『大奥』以来の主演（多分）となる内山理名。
これ、なんで『Drコトー～」の裏にぶつけるかな～。金曜でいいやん。
第１話を見ましたが、かなり頑張ってます。原作を読んでないのでなんともいえないのですが、おそらく映画版をイメージして作られているのかな。
とにかく松子に関わる男優陣は濃いし、なにより内山さんがかなりコミカルに演じていていい感じなんですよね～。
でも視聴率取れないだろうな～、残念。

さてさて前評判では『Drコトー～』と最高視聴率を争いをするのではないかと目されているのが、『のだめカンタービレ』。
とにかく大人気の漫画だけに、第１話で視聴者の心をゲットできれば安定した視聴率が計算できるといったところ。
第１話を見て気になったのが、玉木宏老けてないか！？いやまあこういう千秋様もありなのかなと思うのですが、でもねえ。正直岡田君が見たかったかも。
とはいっても白目やスローでの殴られっぷりなど頑張っているでしょう。
対してのだめを演じる上野樹里。若手の中ではコメディ系の第１人者という気もしないではない彼女、この曲者のヒロインを頑張って演じてるんでは。
のだめの怪しげな口調、そして独特のピアノの弾き姿、ゆるゆるな感じ、まずまずなんではないでしょうか。
真澄ちゃんも僕はＯＫですし、ハリセン、ハムもいい感じ。西村雅彦は贅沢な使い方をしているし。
あとは竹中直人をどう見るか（下手な外人がやるよりはいいと思うが、だったらおひょいさんの方がいいな）と、彩子の下手さっぷりが気になる。。。
それにしても缶から飛び出す虫をまんま再現するとはやりますな。。。。

もしかしたらダークホースになりそうなのが、「セーラー服と機関銃」かな。
薬師丸ひろ子の名作映画をドラマ化、演じるは清純派アイドル女優のトップを爆走する長澤まさみ。
とにかくセーラー服に眼鏡というその手のファン（どの手？）にはたまらないコスプレ（？）と独特の舌足らずな口調が心をくすぐります。
もちろん演技も水準以上だし、相方が堤真一ということで安心してみれます。
あとは物語の展開しだいでは人気がでそう。でも主題歌は売れないだろうね。それにしても長澤まさみ、噂どおりの隠れ巨乳っぷりでした＾＾；；；

若手清純派といえば、『鉄板少女あかね』に主演する堀北真希。
演技力という意味で評価を受けていますが、ちらちらと見た感じでは今まではまったく違うチャキチャキな女の子を楽しそうに演じてますね～。
ただ、裏に「行列のできる～」や「あるある大辞典２」などがあるだけにやや苦戦しそう。

若手といえば、『女王の教室』で人気が出た志田未来が１４歳で妊娠してしまう女子中学生を演じる『14才の母』。
現実でも１４歳と１５歳の出産数はとんでもなく差があるだけに、制作サイドの意欲を感じさせます。
志田さんも１３歳とは思えない演技力。華という意味ではやや足りないもののドラマのテーマとすればはまってます。
あとは社会的に重いテーマを扱ってるだけにどう説得力を持たせていくのかというのがこれからの見所かな。

社会的に重いといえば、『僕の歩く道』
草なぎ君が主人公演じる三部作の完結編。っていうかいつから３部作になったんですか？
それはともかく今回は自閉症の青年を演じる訳ですが、相変わらずドラマになるとジャニーズを捨ててるような感じがして好感が持てます。
演出も星さんだけに悪くはないのですが、やや物語はステレオタイプになっているのと、香里奈演じるヒロインの優しさが鼻につきます。
あとはどこまで説得力を持って展開をしていけるか。前２作が大人気だっただけに期待はできるのか？

そして『僕の歩く道』の前、９時から放送されるのが松たか子、藤田まことという異色の競演が話題の「役者魂」。
個人的には結構オススメだったりします。
脚本は「踊る大捜査線」の君塚良一とうことで、第１話を見る感じではかなりテンポのいいお話で見やすいし、クスッと笑える。
なにより藤田さん、役作り強烈すぎです。特にリチャード三世のメイクの不気味さっぷりは爆笑モノ。演技もわがまま感がでてていいですね～。
彼が所属する芸能プロダクションの社長を演じる香川さんも、久しぶりにコミカルにはじけてますね～。
特に回想シーンでの全身黒塗りパンツ一丁はここまでやるかという感じ！！
あとは松たか子の妄想シーンが回数を追うごとに飽きがこないかだけが気がかりですが、期待しますよ～。

今回見たドラマは多分これ。
あとのドラマは興味をそそられなかったという事で。。。
少しは参考になりますかね～？