『やったぜ北海道日本ハムファイターズ、一位通過!!』

北海道に移転して3年、ついに北海道日本ハムがレギュラーシーズン優勝、プレーオフ1位通過です!!

大洋ホエールズ(現横浜ベイスターズ)と共に応援し続けて20年。
97年の横浜優勝以来の歓喜でございます。

ソフトバンクとの最終決戦の前には、金村の問題発言騒動もあり騒然としましたが、その金村の分もチームが一丸になったような気がしました。
大事な最終戦を前に先発したのは、八木と共にルーキーながらここまでチームを引っ張ってきた武田勝
緊張からなのか、直球のコントロールが定まらず初回から3塁へランナーを進めます。でもここは何とか踏ん張り。ストレートの分、生命線のスライダーがいいところに決まってますね。

対するソフトバンクの和田も素晴らしいピッチング。とにかく球速以上にストレートのキレがいい。
これは先取点は絶対にやれないなと思ったら、3回表エラーふたつをきっかけにランナー2塁3塁。ここでソフトバンク辻にタイムリーを打たれて先制点。
やばいなーと思ったらインボイスドームでも西武2点先制の方が!!このままだと2位になっちゃう!!

3回まで一人のランナーも出せず嫌な感じを振り払ったのは田中賢介。今年初めて規定打席に達した男が、低めのスライダーを拾ってライトスタンドに同点ホームラン。
札幌ドームに歓喜の地鳴り!!
嫌な流れを吹っ切ると、セギ様も続きます。こちらは3球目のストレートをレフトスタンド中段へ逆転ホームラン。
これが勢いなのか、2-1!!
インボイスでは西武がロッテに追い上げられていますがそんなの関係無い。勝って一位を勝ち取るのだ!!

そんなチームの執念は投手継投にもあらわれます。
5回を1失点で乗り切った武田の後を継いだのはなんとダルビッシュ。今シーズン初のリリーフです!!
普段は省エネ投球で140キロ前半のストレートが、今日はMAX150キロ!!
2イニングを投げて3三振を奪う快投。これで完全に流れを呼び込んでくれました。

ダルビッシュの快投は打線にもリズムを。
追加点が取れない中7回の裏2アウトから鶴岡のヒットのあと、マシーアスがレフト線にタイムリー2ベース。さらに続く選手会長金子もタイムリー2ベース。
4-1、これで試合は決まりました。
8回は今季ダントツのホールド王に輝いた武田久がピシャっと押さえます。
9回は同じく救援タイトルを確定させているマイケル。先頭を出すものの最後は4-6-3のダブルプレー
終戦で一位通過を決めるドラマティックな展開に満員御礼の札幌ドームが歓喜の渦に!!

試合後には今シーズン限りの引退を表明していた新庄の引退セレモニーが。

普段は抜群のマイクパフォーマンスで観客を魅了した新庄が18分もの間まったく言葉を発しません。
オーロラビジョンには高校時代から、阪神、米大リーグ、日本ハムと、新庄の野球人生を振り返る映像が流れ、その後ユニフォーム、グラブ、リストバンドをグランウドに置きます。ユニフォームに輝く背番号は「63」。昨日までは「1」をつけてた新庄がレギュラーシーズン最後に選んだ背番号はプロに入って最初に背負った背番号。ともに置かれたグラブには阪神タイガースのロゴが。
セレモニーを終え、無言で立ち去る新庄の目には涙が。


今シーズンはまだ終わってわけではありません。
プレーオフは再び背番号「1」を背負って戦いに挑むでしょう。
その先には悲願の日本一をかけた日本シリーズ

名古屋の方、そして中日ファンには申し訳ないですが、願わくばその相手は阪神タイガースを望みます。
新庄が最も輝いた甲子園、そして札幌ドームが彼の最後の戦いにもっとも相応しいと思いますから。。。