イタリアＶＳフランス

長かったＷ杯もついに最後の試合、栄光のカテナチオ復活を目指すイタリアとジダンに優秀の美を飾らせたいフランス。
今回はフランス応援させて頂きます。やっぱりジダンのラストダンスですからね～。あとテュラムも引退らしいし。
イタリアも王子が代表引退の意向という話ですが、やっぱり現役引退の重みを優先させて頂きましょう。

試合は立ち上がり早々アンリが失神してしまうという波乱含みの展開。
とりあえずアンリは無事ピッチに戻ってきましたが、選手達がちょっと浮き足だってるか？
そして前半７分、エリア内でジダンをマテラッツィが倒して・・・・倒してるのか？触ってないようにみえるぞ？
どうも立ち上がりのざわつきの影響も審判も受けてしまったような過剰な態度や判定が立ち上がりは目立ってはいましたが・・・。
まあとにかくＰＫです。これはジダンが王子キックで決めて先制です。うーん、ちょっとスッキリしないぞ。

これで動揺したのかクリアがあわやオゥンゴールになりそうなクリアを披露してしまうマテラッツィ。元々精神的な不安定さがある選手ですからね～・・・と思ったら、またしてもやってくれました。前半１９分、ピルロのＣＫは予想外の高い放物線を描きながらゴール前へ。長身をめいいっぱい伸ばしたマテラッツィがこれをねじこみ同点。名誉挽回とともに試合に落ち着きをあたえましたね。

同点以降、流れの中ではややフランス有利か。アンリの動きに切れがあり何度もイタリアディフェンスを翻弄しかけますが、最後の最後でカンナバロが踏ん張ります。今日は一段とキレがありますね～。逆にイタリアは流れの中ではほとんどチャンスを作れないものの、セットプレーではきわどい場面を演出。フランスはセットプレーを与えたくないところですね。
ジダンは準決勝よりも動きにキレがありますね～。それにしても王子トッティは完全に試合から消えてます。後半盛り返すことが出来るでしょうか？

後半そうそうアンリが突破するものの、ブフォンが難なくセーブ。しかしやっぱり流れの中ではフランスの方がいいうような気がしますね。
そんなフランスに大きなアクシデントが。ＭＶＰ候補であり、フランスの中盤を支えたビエラがまさかの故障で交代。
個人的にフランスが優勝したらこの人がＭＶＰではないかと思ってただけに、フランスにはいたいよな～。

ここで攻勢を欠けるのか。イタリアは２枚のカードを切ってきます。交代するのは・・・王子っすか！！でもしょうがいないですね。今日はまったくといっていいほど目立たなかったからしょうがないですね。その効果がさっそくでたのか、王子に代わったデロッシがトニのセンタリングを豪快にヘディングシュート！！これで勝ち越し・・・かと思ったらオフサイドですか～、ふ～副審よく見てましたね～。

このあとは一進一退。途中ジダンが負傷かと心配させる場面もありましたが、なにごともなく。イタリアも４１分、最後のカードを切ります。カモラネージに代ってデルピエロ。
ジダンとのユニフォーム交換を公言してただけに満を持しての投入か（笑）。
それでも試合は動かず延長へ。さすがにジダンを代える訳にはいかないので、残り２枚のカードでいかにジダンの負担をなくすのかといったところ。

延長はややフランスペースながらイタリアの守備は堅いですね～。今大会のホープともいえるリベリーもついにトレゼゲに交代、いつもは７０ｙ分ぐらいのスタミナしかないのですが、よく頑張りました。
そして延長前半１４分、ジダンに最高のチャンスが！！右サイドからのクロスにフリーで抜け出したジダンが豪快なヘディング！！普通なら決まります。しかしこれを止めるかブッフォン！！大会前は不調を伝えられていましたが、さすが世界１のＧＫですね。おそるべしです。
でもこの勢いならばフランス有利か？

しかし後半フランスに想像しがたい事態が連発。
まずは１分、アンリが交代。スタミナ切れか足を痛めたか？とにかくお疲れ！！交代はヴィルトール。
そして・・・・おっとマテラッツィが倒れてますね。これは・・・・・・ジダン退場！！頭突きっすか！！お～～～～～～～～～～～～～～～～い。
でもなあ審判、これはレッド出すしかないよな・・・・・ああ、まさか突然切れるジダンの悪癖がこんなところで・・・。
おそらくマテラッツィに何か言われたんでしょうね・・・・猛犬ガットゥーゾもさすがに切ない表情か・・・。

試合はここで終わってしまいましたね。スタジアムの雰囲気も選手も一気に弛緩してしまってます。
そのまま試合はＰＫへ。

結果はＰＫ戦初勝利のおまけつきでイタリアが勝ち、４度目の戴冠。
結局、リアリズムとファンタジーがいいバランスだったイタリアが勝つべくして勝ったという感じでしょうか。
それにしてもね・・・・・・。