ドイツVSポーランド

初戦白星スタートだったものの守備陣の不安を露呈した開催国ドイツ、対するポーランドエクアドル相手にまさかの敗戦。
ここで負けると予選突破が絶望的になるだけに、両国にとって重要な第2戦、試合は圧倒的なドイツペースで進みます。

試合開始早々のフリーキックを皮切りにポーランドゴールに押し寄せるドイツ。初戦を欠場したバラックが満を持して登場、攻守に渡って中盤を制圧します。
初戦ではスピードに対する不安を露呈した守備も、この試合では中盤から精力的にプレスをかけることによりパスコースを限定。ポーランド相手にチャンスらしいチャンスを与えません。
しかしドイツも数多くのチャンスを作りながらなかなかポーランドゴールを割る事が出来ません。この日最高のパフォーマンスを見せたGKボルッチを中心にした守備陣の奮闘、さらにクローゼ、ポドルスキーがフリーの決定的な場面でことごとくゴールを捉えられず。結局同点のまま後半へ。

後半も状況は相変わらずのドイツペース。ボール支配率が60%に迫る一方的な展開ながら紙一重のところで得点出来ません。後半20分にはクローゼを倒したソボレブスキーが2枚目のイエローで退場。これで完全にポーランドは引き分け狙いの状況。ドイツは大観衆の声援を背に、一段とペースを上げます。しかし再びボルッチが80分に訪れた立て続けに訪れたピンチをことごとくスーパーセーブ、さらにロスタイム直前にはクローゼ、バラックのシュートが共にポストに弾かれるなどまさにスウェーデンVSトリニダード・トバゴ戦の再来か?
ドイツサポーターにも諦めムードが漂ったロスタイム、ついに待望の瞬間が。途中出場のベテランFWノイビルが右サイドからのセンタリングをスライディングシュート。ここまで数々のスーパーセーブを見せてボルッチの指も届かず、ついに先制点。
土壇場でゲルマン魂を披露したドイツが決勝トーナメントをほぼ確実に。逆にポーランドは最後まで素晴らしい守備を見せたものの予選リーグ敗退がほぼ確実になりました。
いやあ、それにしてもドキドキして面白い試合でした。

それにしてもこれが昼間の試合だったら、ドイツのプレスがどこまで続いたかどうか疑問でありますが、それでも勝ちきってしまうのがドイツなんですよね~。前回大会も前評判は悪かったのに決勝まで残ったしね。ちなみに次のコスタリカVSエクアドルエクアドルが勝てばドイツ、エクアドルの決勝トーナメント進出が確定ですね。