韓国VSトーゴ

やっと昨日の試合に記事が追いついた・・・。
今大会ともに勝ち星が無いアフリカとアジア。どちらが初勝利をつかむのか、前回ベスト4のアジアの赤い虎韓国と大会直前にチームの内紛が発覚、監督が辞任しすぐに再任というドタバタをみせてしまったトーゴの戦い。

立ち上がりはトーゴのパワフルなアタックにやや押された韓国でしたが、すぐにペースを掴みなおします。3トップを中心にゴールに迫りますが、いかんせん最後のところで精度を欠いて、中々決定的チャンスに結びつきません。対するトーゴも積極的に動き回り、完全にはペースを譲りません。攻撃よりもそれぞれの守備陣の堅さが光る展開の中、先制点はトーゴに生まれます。難しいハイボールを素晴らしいトラップでDFを振り切ったクバジャが右サイドから切り込みシュート。GKの手の先を抜けたシュートが逆サイドのポストに当たりゴールイン。先制点を許した韓国はよりアグレッシブにゴールに迫るも、相変わらず最後のところで呼吸が会わず、トーゴを慌てさせるまでに至りません。
結局、試合はこのまま試合終了。

後半最初の分岐点は、開始直後から投入されたアン・ジョンファン。スピード生かしたサイドへの切り込みと抜群のキープ力で韓国の攻撃をさらに活性化。しかしながらトーゴもリードしている優位性を維持し、時折鋭い攻撃を披露します。
ここで第2の分岐点。パク・チソンのドリブルをファールで阻止したトーゴDFアバロが2枚目のイエローカードで退場。10人になってしまった上に、フリーキックイ・チョンスに決められ同点に。
こうなると流れは完全に韓国、一気に攻勢へ。逆にトーゴはスタミナが切れてしまったのか、中盤でまったくプレスを掛けられなくなり韓国に自由に展開されてしまいます。一方的な展開になり始めた後半27分、ついにアン・ジョンファンミドルシュートが炸裂。ああ・・・やっぱりワールドカップで勝とうと思ったらミドルレンジからの正確なシュートが必要なんですね・・・日本、頑張れよ・・・。

リードされても相変わらず動けないトーゴ。持った時は鋭い攻撃を披露するも、決定的チャンスには至らず、さらにはブーイングにも負けず露骨な時間稼ぎを披露した韓国の前についにタイムアップ。今大会初勝利はアジアに輝きました。
正直いままで登場したアフリカチームの中では一番弱かったのかな~、トーゴ。相手に恵まれた感はあるもののゲームプランを完遂する意志の強さを見せつけた韓国。大事なところでの強さを披露して日本との違いを見せつけてくれました。