日本の先発メンバーは本大会でも予想されるフォーメーションでした。
前半の内容としてはまずまず。日本も決定的チャンスを何度か作りましたが、決めきれないのは相変わらずなのか。
日本の攻撃の形としては、やはり早いパス回しからの縦パスに飛び出す形がベストなんでしょうね。
逆に高さのある相手では、バックラインからのロングボールをほとんどキープできずポストプレーが出来ないのは気になりましたね。
ディフェンスラインはかなり集中力を持っていて、フィジカルに勝る相手に対しギリギリの所で踏ん張ってた気はします。
ただ、気になるのはサントス。サイドで相手にボールをキープされた時に、取りに行くのかパスコースを切るのか曖昧なポジション取りに終始して簡単にセンタリングを挙げられてた事。さらに何度か攻め上がりを潰されて、仕掛ける回数がじょじょに減ってました。攻めないサントスはリスクだけが残るよなあ～。
後半も前半途中で負傷退場した加地に代わった駒野以外は先発メンバーのまま。
この駒野は収穫でしたね。積極的に前に行く事によって左からの逆サイドへの大きいサイドチェンジが出てきました。これによって日本はペースを掴めましたね。
ドイツの右サイドの上がりを押さえ、さらには中央にスペースをつくる効果が出てきました。
日本の先制点の形は前半なんどか見せてたボールを奪ってからの速攻、そしてスルーパス。高原も落ち着いてシュートしました。現状では間違いなくエースストライカーですね～。
２点目も大きいサイドチェンジを起点にして高原が個人技で抜け出しゴール、好調好調♪
ただそのあと攻撃に行くのか守りにいくのか若干曖昧になってしまったのか、ドイツに押し込まれ始めます。
結局セットプレーから２失点。
ドイツの１点目は、フリーキックからクローゼに決められたもの。マークに着いた宮本を飛ばしてのゴール。ある意味しょうがないのかもしれませんが、やはり宮本のフィジカルの弱さは厳しいのかな～。正直松田だったらなあ、と思ってしまいました。
それより不味いのは２点目。右サイドからのフリーキックに後ろから飛び込んできたシュバインシュタイガーに決められたゴール。相手の飛び出しにマークがずれ（というより選手同士が重なってしまい）、結局前に入られてのシュート。フィジカルで劣るだけに、セットプレーでの守備の仕方はもう一度見直す必要があるでしょう。
結局大黒、玉田を投入し攻めにいくも決定機を決められずのドロー。
二人の投入もいいのですが、フィジカルの強い強豪国相手に対する経験が殆ど無い巻がどこまでポストプレーが出来るか試してもよかったのでは。
あと、中村の当たりの弱さも少し気になりました。
ただ強豪国相手に点を取った、しかも開催国ということでそれなりに弾みはついたんではないでしょうか。
心配なのは、怪我人。駒野にメドが立ったとはいえ加地の怪我の具合は気になりますし、あとは田中誠。宮本になにかあった場合にラインコントロールが出来るのはマコだけなので、万が一離脱となるとかなり不安です。結局サントスや福西のバックアップも見えてこないしなあ～。
あと、未だに守備陣と攻撃陣でラインの高さに関して意見が分かれてるよう（前半終了時に中田と宮本が意見を言い合ってましたね～）ですが、そろそろ決めないとまずいでしょう。で決めるのは誰？ジーコさん、あなたですよ。ホント。通訳つかないんだから頼みますよ～＾＾；
