『本好きへの50の質問~中の巻~』

『本好きへの50の質問~上の巻~』はこちら→http://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/42075237.html

はい、『50問の質問~中の巻』です。
能書きはいいですね。さっそくはじめます。


21. “本は人の(   )である”。( )のなかに適当な単語を当てはめてください。

財産である。かっこつけすぎですか?


22. 短篇の名手だと思う作家、長篇の名手だと思う作家の名前と作品名をお願いします。

これまた難しいなあ~。短編・・・
個人的に好きなのは阿刀田高さんや連城三紀彦さんの短編集はどれも好きですね。
おっと江戸川乱歩を忘れてはいけませんね。短編の名手というより長編の傑作が少ないだけともいえますが。
外国だとほとんど読んでいませんが、チェスタートンかなあ。。。
長編の名手・・・短編以上に難しい。だってほとんど長編の作品ばっかじゃないですか~。
長いけど読ませるという意味では京極さんあたりが思い浮かびますが、あとは宮部みゆきさん・東野圭吾さんはほぼ外さないですしねえ。
駆応援団としては笠井さんの作品も長くて難しいわりには毎回愉しく読ませてもらってます。
外国・・・すみません、ぎぶあっぷです。


23. 女性は男性に、男性は女性に「読んで欲しくない」と思う様な本はありますか? 作品の題名と理由を教えてください。

女性に読んで欲しくない?これはあんまりないかな~。あえていうならビニールに掛かってる本か?


24. 完結しているけれど続きを読みたい、外伝を読みたい……そんな作品はありますか?

北村薫さんの「覆面作家」シリーズが大好きなのでこれは是非。大好きなんですよ。
あとは浅田次郎さんの「プリズンホテル」とか。もうあのメンバーに会えないかと思うと・・・。
完結ではないですが、多田かおるさんのマンガ「いたずらなKISS」、作者逝去で絶筆になっておりますが続きがほんと読みたいよ~^^;;;


25. 情景描写が魅力的だと思う作家を、教えてください。

空気を作り上げるという意味では恩田陸さんかなあ~。


26. 心理描写が巧みだと思う作家を、教えてください。

浅田次郎。どの本を読んでも嫌味がないのがすごいと思う。ほんと筆力という意味ではトンデモナイ人かもしれません。
別の意味で山崎豊子さん。くどいくらい濃い登場人物達の描く世界は必読だと思います。


27. 生理的に受け付けない本は、ありますか?

殊能さんの「こどもの王様」。これは本当に不愉快になりました。子供が出来ても読ませたくありません。
あとは「リアル鬼ごっこ」、小説としてどうなのよ!!


28. 本の内容・世界を舞台にした夢を見たことがありますか? あるとしたら、それはどんな夢でしたか。

昔ホームズと対決する夢を見たような気がする。映画『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』を見たからか?


29. 本に登場するキャラクターの中で、外見や性格が最も自分に似ているのは?

法月綸太郎。やたら悩むところが。


30. 主人公の成長を扱った物語と言われたとき、まっさきに浮かぶ本の題名は?

うーん、浅田次郎『プリズンホテル』全4部作。特に極道作家の成長っぷりはたまりませんぞ。
単体だとなんだろう、天童荒太の『家族狩り』完全改訂版。成長かどうかは微妙ですが。
おっと、恩田さんの『チョコレートコスモス』もそういえるかもしれないなあ。


31. 季節を題材にしたもので印象的な作品を、春夏秋冬それぞれあげてみてください。

通年として「プリズンホテル 1~4(夏・秋・冬・春)。これはすべてが最高だと思ってます。
それぞれだと、

「春」・・・吉田秋生桜の園』。マンガ、映画ともに素晴らしい。
「夏」・・・麻耶雄嵩『夏と冬の奏鳴曲』。いろんな意味で強烈(笑)。
「秋」・・・連城三紀彦『落葉拾い』。短編集「たそがれ色の微笑」 収録作品。はじめてラジオドラマで聞いて鳥肌がたったなあ。
「冬」・・・北村薫冬のソナタ』。個人的には北村さんの最高傑作だと思っています。


32. 時間をテーマにした作品で、印象的だった作品を教えてください。

福永武彦『死の島』。福永文学の最高峰ともいえる作品。
この作品に横たわる時間の概念はプルーストの『失われた時を求めて』に繋がるらしい。
長い作品ではありますが、損はしません。


33. スポーツをテーマにした作品で、印象的だった作品を教えてください。作品の魅力は、どんなところですか。

歌野唱午「ジェシカが駆け抜けた7年間について」。最近読んだからかな、すぐ頭に浮かびました。
岡嶋二人「殺人!ザ・東京ドーム」。岡嶋作品にしてはそんなに出来はよくないんですけどね。


34. 伝奇という言葉から浮かぶ作品を教えてください。

そもそも伝奇の基準が微妙にわかってないかもしれませんが。。。
半村良「妖星伝」。高校の頃にはまって一気に読みました。他には山田風太郎忍法帖シリーズかな。
もしくは荒俣宏の『帝都物語』。後半にいけばいくほど笑えてしまいますが、あのオチは強烈でした。


35. 学生の姿がリアルにかかれている作品を教えてください。作品の魅力は、どんなところですか。

どうしても最近読んだ本が思い浮かびますね。
ということで、伊坂幸太郎『砂漠』が思い浮かびました。
なんかこういう青春を送ったような気がしないでもない気がしたので
マンガでは『ハチミツとクローバー』。なんだろ、不思議に染みる作品でした。リアルじゃないかもしんないけどね。
あとは『ドカベン』(笑)。



全体としてやはり最近読んだ作品が思い浮かぶのはしょうがないですかね。
あと、あらためて『プリズンホテル』シリーズが大好きなんだなと思ったりして(笑)。

とういうことで下の巻に続きます。