パラグアイVSトリニダード・トバゴ

決勝トーナメント進出にわずかな望みを託すトリニダード・トバゴとすでに敗退が決まったパラグアイ
過去2戦はしぶとい守備を披露していたものの、攻撃陣はパッとしなかったトバゴ。さすがにこの試合は攻めに出ます。
ボランチの大ベテランヨークがこの日も的確なポジショニングとパスセンスでチームを支えます。それにしてもマンチェスター時代の得点力を思うと、もっと前線でゴリゴリ攻めて欲しいな~・・・。それはともかく、強豪パラグアイを向こうに回して積極的に攻めるトバゴに悪夢が。
アクニャーのフリーキックに合わせたドス・サントスのシュートをDFサンチョがオウン・ゴール。このサンチョ、名前といいちょっとお間抜け系のルックスといいまるで「さんまのからくりTV」に出てきそうな選手で、ちょっと気に入ってただけにガックリ。

後半に入ってからも、トバゴは積極的にパラグアイゴールを狙います。正直いつ同点、そして逆転してもおかしくないチャンスが何度か訪れますが、運に見放されたのかゴールすることができません。逆にクバエスに決められて万事休す。イングランドVSスウェーデンがドローに終わった為勝ち進むのは無理だったのですが、結局グループ最下位、無得点で初めてのワールドカップに別れをつげることになりました。

それにしてもトリニダード・トバゴは現段階で最も印象に残ったチームですね~。前評判では参加国中最弱とも言われていましたが、蓋を開けてみれば、スウェーデンとドロー、イングランドにも試合の半分以上得点を許さず、サプライズの匂いをしっかりと感じさせてくれました。その戦いぶりは極めて素朴でしたが、チーム一丸でひたむきにボールを追いかける姿は多くのサッカーファンの心を掴んだんではないでしょうか。