ポルトガルVSアンゴラ

前回まさかの予選リーグ敗退の雪辱を狙うポルトガルと、内戦から立ち上がり見事予選を勝ち抜いたアンゴラ。しかもかつての植民地と宗主国という因縁の対決。
初戦を苦手とするポルトガル、早い時間帯で先制点を奪いアンゴラにプレッシャーを与えたいところ。

ところでちらっと別の記事に書きましたが、この試合今朝方起きた地震の為にちゃんとみておりません。しかも、夕方再放送も夕食の準備だったのでかなり漠然とした記事になるかと。

試合は開始早々の4分、相手GKのキックを拾ったポルトガルフィーゴの縦の突破からのセンタリングをパウレタが楽々とゴールに蹴り込み先制。この場面、フィーゴの縦突破のスピードに、老いてもフィーゴフィーゴという素晴らしいプレーでした。
その後もポルトガルはサイドチェンジを繰り返しながら、フィーゴ、C・ロナウドの個人技を中心にしたスピードサッカーでゴールに迫りますが、相手GKの好セーブやポストに阻まれる不運もありなかなか追加点を奪えません。ちなみにこのGK、現在無所属だそうな。恐るべしアフリカン・パワー♪

こういう展開になるとポルトガルは中盤で手数を掛けすぎてしまうという悪い癖が出始めます。逆にアンゴラポルトガルのスピードに慣れたのか、徐々に試合のペースを引き寄せ始めます。特に相手ゴール前でのオーバヘッドなどいかにもアフリカ的な運動能力の片鱗を感じさせ、まさかの番狂わせの気配が・・・。ちなみにこのFWも無所属^^;

後半も流れは両チームをいったりきたり。ボールをキープし時間を稼ぎなら隙を窺うポルトガル、個人技とスピードを生かしてゴールに迫るアンゴラ。両チームの個性がはっきりとでる展開のまま、時間ばかりが過ぎていきます。しかしアンゴラの奮闘虚しく、ゴールを奪うことが出来ずに試合終了。
植民地の戦いは宗主国にあと1歩届きませんでしたが、初出場とは思えない生き生きとしたサッカーを披露し、アフリカ代表のレベルの高さを知らしめました。
今大会アフリカは5代表のうち4代表が初出場。しかしながらここまでの2チームは、強豪国相手に十分互角の展開を披露。
まさにアフリカ、そして初出場国が予選グループの命運を握っている、そんな雰囲気漂う好ゲームでした。